子犬が落ち着く時期を劇的に早める2つの方法! やんちゃな子犬も驚くほど良い子に

犬 落ち着く 時期

わんこ先生

子犬を飼い始めて、そのエネルギッシュに走り回り、飛び跳ねて、吠えまくり、ひっくり返ってはまた走り……一か所にじっとしていない子犬の様子にビックリしているんじゃないでしょうか?
しつけも始めたいけどそれどころじゃないし。いつになったら少しは落ち着いてくれるのか知りたいあなたに、子犬が落ち着く時期と、それを早める方法をご紹介します!

わんた

ぼくたちは元気いっぱいだけど、飼い主さん次第でどんな子にだってなれるんだ!

子犬が落ち着く時期を早めるたった2つの方法とは?

子犬が成犬の仲間入りするのは1歳半~2歳くらいです。

子犬も大人になると、子犬特有の好奇心もおさまってくるので、落ち着きが出てきたと感じる飼い主さんが多いです。

エリちゃん

じゃ、大人になるころには少しは落ち着いてくれるのね!トイレもそうだけどしつけどころじゃなかったの(´・ω・`)
もう少し待ってあげればいいんだ!

わんこ先生

ものスゴイ誤解をさせてしまいましたね!
そうではなくて、子犬のうちにちゃんとしつけをしないと成犬になって落ち着いたように見えるかもしれないけど、今度は問題行動をするようになってしまうから、しつけにとても時間がかかってしまうんです!

犬の成長とその時期の特徴についてはあとで詳しく解説しますが、実は落ち着きがないやんちゃな子犬が非常に増えています

本当は、子犬の時に正しくしつけをしないといけないんですが、やんちゃすぎてしつけどころじゃなくて困っている飼い主さんが本当に多いんですね。

でも安心してください。

たった2つのことをするだけで子犬が落ち着く時期をもっと早めることができます。

その方法とは、ずばり!

  • 子犬の睡眠を見直す
  • 正しい時期に正しいしつけをする

それではこの2つが子犬の落ち着き時期を早めることとの関連を詳しく見ていきたいのですが、その前に…

子犬の時にしつけをしないといけないのはわかっているけど、やんちゃすぎて手におえない場合はしつけ教室に通ったり、出張訓練をお願いする方法もあります。

これも良い方法だと思うんですが、1つだけ注意してほしい恐ろしい落とし穴があるんです…

要注意!!子犬の落ち着く時期を遅める恐ろしい落とし穴とは??

子犬が大変

時間やお金に余裕があれば、子犬の落ち着く時期を早めるためにしつけ教室に通ったりプロの訓練士に出張で来てもらってしつけをすることも考えるのではないでしょうか?

ただ、この場合しつけを教えてくれる訓練士さんのしつけに対する考え方や技量・相性を見極めないと、大金をどぶに捨てることになるだけじゃなく、子犬との関係を壊されてしまう危険があるんです!

訓練士の中には、犬に痛い思いをさせて「いうことを聞かないと痛い思いをするんだよ!だからこうゆうことをしてはダメ!」という体罰を使った教え方をする人がいます。

確かに、限られた時間内で目に見える成果を出さないといけないですし、痛い思いをするのは嫌ですからあっという間に言うことを聞くようになったと見えるかもしれません。

このようなしつけをしていく訓練士さんは結構多いです。

特にやんちゃな子犬に対して行うしつけということもあり、そういう訓練士さんは「犬になめられてはいけない」と言って、子犬に対して厳しく接するように教えていく人も多いです。

まじめな飼い主さんほど、プロが教えてくれたんだからと言うことを聞いてしまいます。

でも相手は子犬です。

そんな育て方をしたら、子犬に過剰なストレスをかけてしまい、人間と暮らすことが楽しいどころか苦しいものになってしまいますし、そんな状態で理想的な主従関係を築くことはできません!

そしてその過剰なストレスが、成犬になってからもっと困った問題行動につなげてしまうんですね。

しつけ教室でも出張訓練でも、訓練士さんの考え方や技量には注意をしないと、今後子犬との関係が悪化してしまう可能性があるということは覚えておいてください。

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犬の落ち着く時期を早める2つの方法を大解説!目からウロコ?

犬の落ち着く時期を早めるには
  • 正しい時期に正しいしつけをする
  • 睡眠時間を見直す

この二つが大切です。

しつけには「しないといけない意味」がありますが、それを知らずにしつけを怠ると、いつまでたっても落ち着く時期がやってこない子犬になってしまいます。

それに、子犬の場合は睡眠時間が不足している子犬が非常に多くて、興奮しやすく落ち着きのない犬に育ててしまっている可能性があります!

子犬の落ち着く時期を早めるか遅くするかにかかる問題なので、子犬の落ち着く時期を早める2つの方法をそれぞれ詳しく見ていきたいと思います。

子犬の落ち着く時期を早めるには正しい時期に正しいしつけをする

子犬のしつけと聞くと、トイレのしつけとか甘噛みをさせないしつけとか、無駄吠えをさせないしつけといったことを想像しませんか?

もしかしたら、ネットで情報を探したり、「子犬の育て方」といった書籍を買って、どんなことをするのかもう学ばれているかもしれません。

子犬に教えなきゃいけないことがたくさん載っていますよね?

ただ、ネットも本もそうですが、一般的なことしか書けないので、
自分のうちの子犬が教えたように動かない時はどうしたらいいのか?
という点についての解説が弱いのがなかなか致命的だったりします。

さらに困ったことは、

  • 「子犬」という動物はどんなものか
  • 「子犬」はどのように学んでいくのか
  • 「子犬」に伝わる教え方

という非常に重要な点についての解説がおろそかになっているものが多いです。

ここを知っておかないと、言葉が通じないうえに、考え方もしぐさや行動も社会ルールも違う相手に、どのように伝えると効率よくしつけができるのかがわかりません。

ただでさえ落ち着きのない子犬にしつけをすることは難しいことです。

遊びに夢中になっている子犬に対して、飼い主さんに注目させることってコツを知らないと難しいですし、さらにしつけをするとなると…方法を知らなかったらうまくできなくて当然と言えます。

そして、子犬のしつけがうまくいかない大きな原因として、多くの飼主さんが子犬のしつけに関して誤解をしていらっしゃる点があります。

そうだったの?!子犬のしつけの誤解とは?

子犬のしつけに関して多くの飼い主さんの中に誤解があるものがあります。

  • 子犬をしつけるということは、飼い主の言うことを聞かせること
  • 主従関係を築くには、子犬の時から決してなめられないようにすること
  • いうことを聞かせるために多少の痛みを伴うことは仕方がないこと

上記の3つは「しつけ」という言葉のニュアンスによって生じたかもしれませんが、飼い主さんの誤解になります。

こういった考え方で子犬に接してしまうと、子犬に大きなストレスを与えてしまうので、もっと落ち着く時期を遅めてしまうほか、今後問題行動を起こす犬に育ててしまう危険が高いです!

恐怖!今のやんちゃを放置するとあとでとんでもないことに…

飼い主さんの中には、「子犬なんだからやんちゃで当たり前でしょ!小さいころは好き勝手させてあげていいじゃない!」と思う方もいます。

子犬の飼い方は飼い主さん次第なので、それに対して口出しはできませんが…

今のやんちゃな状態を落ち着くまで放っておいて、時期が来れば勝手に落ち着いてくれると思うのは大変危険です。

わんこ先生

子犬にとって「好き勝手をやることはいけないことだ」と教えてもらわないと、子犬は学ぶことができないので、子犬特有のやんちゃさが少し落ち着いたとしても、今度は成犬として吠えたり威嚇したりいたずらがひどくなったりといった行動に手を焼くことになりますよ。

エリちゃん

子犬をのびのびと子犬らしく育ててあげるには、好き勝手にさせてあげるのではなく、飼い主さんが子犬を育てる上での正しい考え方を知り、子犬に正しく伝える方法を知り、子犬と正しく生活するための知識を得ることが非常に重要なんですね!

私は元トレーナーとして子犬と正しく生活を送っていけるように、1つの考えの元全てが学べることが望ましいと思っています。

これから始まるしつけ1つ1つ、本で読んだとおりにやってもうまくできないことだらけです。

飼い主さんに大切なのは一貫した姿勢(態度)です。

色々なサイトが書いている方法をちょこちょこと試していたら一貫した態度はとれませんし、飼い主さんも正しい方法だと自信を持てないと一貫した姿勢を貫くのが難しくなります。

そこで、あなたの子犬を正しく導き、正しく必要なしつけをするために、イヌバーシティというしつけ教材をおすすめしたいんですね。

他のしつけ教材は、公式サイトに行っても具体的に何が学べるのか書いておらず、非常に抽象的な言葉を使っています。実際に購入するまで中身は全くわかりません。

でもイヌバーシティは公式サイトで学べることがきちんと書かれているので、ぜひ一度公式サイトで確認をしてみてください。

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子犬の落ち着く時期を早めるには睡眠時間を見直してみる

子犬の睡眠時間は18時間くらいで、多い子は20時間も寝ている場合があります。

こう書くとずーっと寝ているように思ってしまうかもしれませんが、実はちょこちょこと起きては寝てを繰り返しているんですね。

これも個体差があるので平均になりますが、およそ3時間くらい眠ったら一度起きておしっこをして食事をしたり遊んだりする時間が15分から30分くらいあって、また寝るというサイクルです。

この3時間くらいというのは、子犬がおしっこをがまんできる時間ということになるのでもっと短い子もいればもっと長い子もいます。

この寝ている間の数時間は、子犬が安心して良質の睡眠をとれるような環境を作ってあげないといけないんですが、どうでしょうか?

子犬は熟睡できていますでしょうか?

また、おしっこをしたあとに食事の時間または遊ぶ時間がありますが、この時に長い間起こしてしまってはいないでしょうか?

ちゃんとすぐに寝る態勢になれているでしょうか?

この熟睡できている時間が短くて、起きている時間が長い子犬が増えているので、そもそも落ち着きがなくて興奮しやすい子犬になってしまっている可能性があります

イヌバーシティでも子犬の睡眠不足については大いに心配をしていて、かなり詳しく解説をしてくれています。

こちらでも解説はさせていただきますが、もっとちゃんと理解したい・詳しい方法を知りたいという方にはイヌバーシティをご覧いただきたいと思います。

先ほどからイヌバーシティをおすすめしていますが、いくら良いと勧められても「イヌバーシティってうちの子に必要なのかな?」と思われるでしょうし、そもそもイヌバーシティを実践するメリットがいまいち感じられないかもしれません。

そのような方に、イヌバーシティを実際に実践した飼い主さんからいただいた感想やどのように愛犬が変わったのか、実践するメリットをご紹介している記事がありますので、一度ご覧になってみてください。

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人間でも、睡眠時間が不足してくるとイライラしやすくなったり、やる気が出なくなったり、集中力がなくなったり、ストレスがたまりやすくなったり、情緒が安定しなくなったりします。

自律神経のバランスが取れない状態なので、心や体に悪い影響が出てしまいますよね。

これって犬も同じで、子犬にとって必要な睡眠時間が不足した状態が続くと、イライラしやすくて興奮しやすく、情緒が安定しない性格に育ってしまいます

どうして睡眠時間が短くなるのかというと…

柵で囲われたケージで飼う人が多いというのも原因の一つになっています。

エリちゃん

えっ!ちょっと待って!
初めて子犬を飼うときに、ペットショップなどでトイレ付きのケージを勧められましたよ!それに調べてみると、子犬のスターターセットみたいに販売されているのもこのタイプだし…
これならトイレも勝手に覚えるみたいなことを言われました。

わんこ先生

そうなんです。だから、このタイプで子犬を飼い始めてしまうのはし方のないことだと思います。
でもこのケージで飼うことが睡眠時間を短くしてしまう大きな原因なんです。

このタイプのケージは子犬の時に睡眠をとる場所としてはおすすめできません

このタイプは柵なので、人の動きがダイレクトに伝わってしまい、寝ようにも寝れない落ち着かない状態になっています。

子犬は好奇心が旺盛です。

見えるものがなんでも気になるのに、柵越しに見えるものがあっても近くに行って確認することができないのも子犬がウズウズする気持ちを倍増し、落ち着くことができません

眠さに負けて寝るんですが、眠りが浅くなったり寝つきが悪い子にしてしまうんですね。

子犬を迎えたら、寝床はクレートにすることをおすすめします。

クレートなら、犬が好きな穴倉みたいな環境で、外からの刺激を受けることなくぐっすり眠ることができます。

また、クレートにすることでトイレのしつけもしやすくなるというメリットがあります。

このケージを買われたときに、もしかしたら「このケージだと教えなくてもトイレができるようになる」という説明をされたかもしれませんが、トイレはトレーニングで教えないと覚えるのは難しいです。

ケージの中では寝床を汚したくなくてトイレでするんですが、ケージから出したらそこらじゅうで粗相をして、トイレトレーニングに時間がかかってしまっている人がどれだけ多いか。。。

子犬は脚触りがふかふかしているところを好んでトイレをしたりもするので、もしかしたら寝床で排泄をして、トイレトレーの上で寝ているなんてことにはなっていませんか?

このケージは、トイレトレーニングのトイレケージとしても使えますし、ちょっとしたお留守番でも使えますから大丈夫です。

子犬でもちゃんと正しい方法で教えれば(イヌバーシティのトレーニング方法)、トイレトレーニングは最短で2週間で覚えられるんですよ♪

子犬の落ち着く時期を早めたい飼い主さんだけでなく、トイレトレーニングに苦戦をしていらっしゃる飼い主さんにもイヌバーシティはおすすめです!

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子犬が落ち着く時期を早めるために大切な子犬の成長としつけの時期

子犬大変

子犬の成長は非常に速いです。

体が小さくて真ん丸で見るからに子犬という状態でも、どんどん中身は成長していきます。

早い子犬は(個体差はあります)、生後5か月になると性成熟期を迎えて性的な欲求が出てきて、メスだと妊娠も可能な体になります。ちなみに生後5か月は人間の精神年齢で考えると14歳くらいです。

まだまだ子犬だから~とか、落ち着く時期が来てから~とか、まだそんなに困ってないから~とか…

そう思っている間にもどんどん成長して、成犬になってしまいます!

もちろん成犬でもしつけをすることは可能ですが、子犬の時に比べたら「失敗という経験」を学んでしまっていますから「しつけ直し」になり、どうしても時間がかかってしまうんですね(´・ω・`)

少しでも子犬が落ち着く時期を早めるためには、子犬の時から必要な時期に必要なしつけをすることがとても重要です!

そこで、これから犬の成長と、その時期に行うしつけを見ていきたいと思います。

犬の一生は大きく分けると以下の4つの時期に分けられます。

  • 幼少期
  • 青年期
  • 成年期(中年期)
  • シニア期

このうち、厳密に子犬として指すのは幼少期なんですが、犬が成犬になるのが2歳くらいなので、今回は青年期も子犬として考えます。

そしてさらに細かく分けると、幼少期には「社会化期」と「順位付け期」があり、青年期には「青春期」と「自立期」があります。

成年期も、若年期と中年期があります。

それぞれの時期の年齢と、人間にした場合の年齢、どんなしつけをするのか一覧にしますので参考にしてください。

(幼少期)

社会化期
体験から多くのことを学ぶ時期
生後7~12週
人間だと幼稚園くらい
<しつけ>トイレトレーニング 社会化
順位付け期
群れの順位を意識する時期
生後12~16週
人間だと小学生くらい
<しつけ>甘噛み対策 ホールドスチル クレートトレーニング ダメを教える

(青年期)

青春期
独立心が出てくる時期※反抗期と言われるのはこの時期
生後4~8か月
人間だと中学生くらい
好奇心が薄れてきて警戒心が生まれる
<しつけ>ご飯やおやつの待て 来い(初期段階)
自立期
社会的な自立をする時期(体力がつき肉体の発達)
生後8か月~2歳
人間だと高校生から23歳くらい
<しつけ>リーダーウォーク 待て 来い

(成年期)2歳~8歳※犬が落ち着く時期

若年期 2~5歳
しつけが完了している時期
しつけができていない場合は問題行動が起きはじめる

中年期 5~8歳
病気に注意する時期
問題行動を放置している場合はそのまま問題行動をする

(シニア期)8歳以上

老化が始まり、感覚や機能の衰えを感じ始める

これを見ていただくと、生後4~8か月の時期には多くのしつけが終わっていて、生後8か月の自立期に入るころには基本的なしつけが完了しているのが望ましくなっています。

ということは、正しいしつけ方で正しい時期にしつけをすることができれば、生後8か月には犬はすっかり落ち着く時期になっているということです!

こうなると、成犬になってからも問題行動を起こすようなこともありませんし、いつまでも粗相の掃除に追われることもなく、かわいい子犬の時期を心の余裕を持って愛でることができますよね。

イヌバーシティの方法で正しくしつけをしてもらえると、成犬になる1歳半を待たなくても、そのおよそ半分の8か月で子犬を「落ち着く」時期にすることができます!

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時期がずれていても大丈夫!安心してください!

すでにこの時期は超えてしまっている方も多いかもしれません。

でも、生後1年くらいまでは子犬としてしつけをして大丈夫です。

それを過ぎてしまったとすると、問題となっている行動のでかたにもよりますが、子犬として必要な訓練は成犬になってからも必要ですので行っていきながら、出ている問題行動に対処していくようになります。

これからご紹介するしつけ方法では成犬の問題行動を直す方法ももちろん充実しているので、時期が遅いと思っても実践していくことでどんどん犬が変わっていきます

時期が遅いからと諦めることなく愛犬とトレーニングをしていってください!

もしも、今何かに手を焼いている状態だったとしても、犬は必ず変わります。

子犬の落ち着く時期を早めるしつけの種類とその内容とは?

しつけいつから

子犬の成長としつけの時期でご紹介した子犬の成長に合わせたしつけですが、子犬が落ち着く時期を早めるためにも具体的に行ってもらうしつけは以下のものになります。

  • トイレトレーニング
  • 社会化
  • 甘噛みのしつけ
  • ホールドスチル
  • ダメを教える
  • 待て
  • 来い
  • リーダーウォーク

このうち、待てと来いは1段階目と2段階目に分けて1段階目までを5か月以内に教えて、2段階目とリーダーウォークは5か月を過ぎてから実践するようになります。

それぞれ簡単にですが、どんなしつけで何ができるようになるのかをご紹介しておきます。

ちなみに、これができるようになると飼い主さんが子犬と正しい主従関係が築けているので、子犬をコントロールすることができ、子犬が落ち着きなくやりたい放題のやんちゃをすることは無くなります

もちろんイヌバーシティでは全てのトレーニングが最短の期間で無理なく誰でも教えられる再現性の高いトレーニング方法をお知りいただけます。

いちいちネットで調べる独学をされていたり、何度も教えているのにうまくできないという方は…

イヌバーシティを実践していただけると「もっと早く実践すればよかった」とおっしゃる飼い主さんが多いです。

イヌバーシティを実際に実践した飼い主さんからいただいた感想やどのように愛犬が変わったのか、実践するメリットをご紹介しているので、ここをタップして先ほどご紹介した記事を一度ご覧になってみてください。

あなたの愛犬がどのように変わるのかイメージをしていただきやすいと思います。

トイレトレーニング

排泄するときはトイレでするということを教えてその習慣をつけて行きます。そして排泄のコマンドを教え、最終的には飼い主のコマンドで排泄ができるようにします。

トイレのしつけは子犬だからもう少し大きくなってからじゃないと覚えられないだろうとか、トイレ付きのケージに入れておけば勝手に覚えるだろうと思っている方もいるかもしれませんがそれは誤解です。

トイレのしつけは子犬を迎えたその日から始めるもので、正しい方法でしつけられれば2週間で覚えます
※すでに時間がたっていて失敗を繰り返している状態だとやり直しの訓練になるので、もう少し時間がかかってしまう可能性があります。

またトイレ付きのケージだと、ケージの中ではトイレのところで排泄ができるけど、ケージの外に出すとそこらじゅうでおしっこをしてしいうまうと結果に。

ですから、トイレのしつけはきちんと正しい方法でトレーニングをする必要があります。

トイレのしつけができると、粗相の掃除の手間が一気になくなるので、飼い主さんが大変だと思うことが大幅に減り、気持ちの余裕ができます。

社会化

社会化とは、犬が人間社会で生きていくうえで「怖いもの」と「怖くないもの」を自分で判断して、必要以上に恐怖を感じなくて良いようにしてあげることです。

最近は、この社会化が不足している犬が多いため、すぐにビクビクして吠えたり威嚇したりする犬が増えています。

社会化をするには多くのポジティブな経験や体験をさせることが必要です。

人間、犬、猫や鳥などの他の動物、車や工事などの人工的な音、身の周りの環境などなど、色々なところに連れて行って、色々な人と会って、色々なものに慣らしていくと「生活の中にあって当然なもので怖いものではない」と学習することができます。

犬の社会化をしないと、犬は恐怖の中で暮らしていくことになるので、すぐにストレスを感じやすくなり、問題行動を起こすもとになってしまいます。

正しく社会化を教えることで、吠える、噛むなどの攻撃行動をする恐れが減り、グッと落ち着きのある犬に育てることができます。

甘噛みのしつけ

甘噛みは子犬であればだれでもすることです。でも放っておくと本気で噛むようになったり、噛み癖をつけてしまうことに繋がります

甘噛みのしつけは、叱ったり無視したりして直すのではありません。

子犬と正しく接することと、子犬との遊びの中で甘噛みは直していくことができます。

子犬との遊びというのはとても大切な時間で、実はこの遊び方が悪いと甘噛みをひどくしてしまったり、興奮しやすくしてしまったり、主従関係を壊すことにもなります。

ただ、接し方とか遊びというのは飼い主さんの子犬への理解を深めて、接したり遊んだりしないといけない部分なのでなかなか解説するのも難しいところなのです(´・ω・`)

でもイヌバーシティには、犬との遊び方や訓練中の生活のさせ方、犬との基本的な接し方なども動画で実践ができるように解説されているので、(もちろん甘噛みを始め、しつけ全般の実践動画もあります)上手く子犬と触れ合えているか不安な方はイヌバーシティがおすすめです。

ホールドスチル

ホールドスチルは、アルファノールだとかボディコントロールだとかマズルコントロールなど、色々な呼ばれ方をされているしつけです。

ホールドとはある状態に保つとかしっかりとつかむという意味の英語ですが、犬のホールドスチルとは犬を抱いて噛んだり暴れたりしても思い通りにならないことを教えるものです。

だからと言って、強くおしつけたり痛い思いをさせるという訳ではありませんし、力づくでコントロールするわけでもありません。ちょっとコツが必要な練習になります。

このホールドスチルをすることは、犬に自分が無防備な体勢になっても安心して飼主に身を任せられることを教えていくため、主従関係を築く上でとても重要なしつけになります。

犬は慣れていない体勢にされるので、最初はどうしても抵抗したり暴れたりすることが多いです。でも力づくでコントロールするのではないテクニックの部分で少しコツがいるんですね。

犬を何匹も飼っていて、このトレーニングもしたことがある方はいいですが、初めて行う場合は暴れる子犬に対してどのようにしたらよいのかわからないと思います。

子犬も全力で抵抗することがあるので、飼い主さんとしても焦ってしまって当然です。
※こういう場合を教えるためにも、しほ先生は訓練されていない犬を使って実践動画を作られています。

子犬に、力でおさえられて怖いから従うという気持ちを持たせるのではなく、この人には安心して身を任せての大丈夫だと教える訓練であることを意識しながら行ってください。

ダメを教える

正しく主従関係を築く上では飼い主がルールを作り、犬にそれを守らせるんですが、もしも守らなかった時には「それはいけないことだ」と教えなければなりません

それが「ダメを教える」になります。要は、正しい叱り方ということです。

多くの飼主さんが、しつけをするときに叱って教えようとしてしまいます。できなかったことに対して叱ってやめさせようとするんですね。

犬は褒めて教えますし、叱ってはいけないしつけもあります

例えば、トイレのしつけで失敗したあとを発見してから叱ってはいけないですし、甘噛みも叱って教えるものではありません。

ですから、私たちも叱ってよい時を知ったり、正しく効果のある叱り方を知っておかないと、犬を落ち着かせるどころかかえってストレスを溜めさせて、落ち着きのない行動をさせてしまうおそれがあります。

正しく叱る方法と叱る時を知ることは、飼い主としてとても大切なことになります。

待て

本格的な待てを教えるのは基本的なしつけが終わった後になりますが、5か月の前に第一段階の待てを教えていきます。

待たせるということは、犬に「我慢すること」を教えることです

犬に我慢をさせるというとかわいそうだという人もいるかもしれませんが、犬は昔から人間に与えられた仕事をしているとき以外は、飼い主さんからの指示をずっと待っている状態でした。

猟犬だったら、飼い主さんが猟に行くまで待ち、猟に行ったらGOサインが出るまで待ち、常に飼い主さんからの指示を待っていたので待つことはできる動物です。

それこそ訓練が進んで来たら、お座りさせて「待て」でしばらく待たせることも行いますが、第一段階の待てとして、ご飯やおやつで待てを教えておきます。

特にご飯が大好きな子だと、ご飯の時は嬉しくて興奮してピョンピョン飛び跳ねたりします。

そうやって興奮しないで、ちゃんと座って待てるようにさせるのが第一段階の待てになります。

おやつやごはんを使うと、子犬もわかりやすいんですね。ご褒美が良い体験に結びつきやすいというメリットがあります。

来い

「来い」でも「おいで」でも言い方はどんな言葉でも良いですが、必ず統一させてください。

飼い主さんに呼ばれたら、自分の欲求よりも飼い主に従うことを教えるのが「来い」のしつけです

先ほどの待ては我慢でしたが、今度の来いは自分のしたいことよりも指示を優先させるというしつけの中でも難易度は高いものになります。

でも、やはり5か月前までの第一段階では、おやつを使って呼ばれる言葉である「来い」を教えて、行ったら良いことがあるというのを学習させていきます。

子犬にとっては、呼ばれて行ったら褒められておやつをもらえるんですから楽しい訓練になると思います。

成長後の第2段階では、呼ばれたら「必ず」行かなければいけないというところまでを教えます

これができるようになると、より素晴らしい主従関係が築けることになりますので、このしつけをおろそかにしないで行ってもらいたいと思います。

リーダーウォーク

リーダーウォークというのは、常にリードがゆるい状態で飼い主の方に注意を向けながら歩くことです。

リードがピンと張って犬に散歩をさせられているように見える状態では、犬にとって飼い主さんは自分が行きたいところに行けない邪魔なものとして認識します。

これではどっちがリーダーかわかりません。

実際、このように歩いている犬の頭の中も、飼い主さんのことどころじゃないですし、従うべきリーダーだと思えていません。

犬は自分がリーダーだから行きたい方に行けるはずだと思っているのに、なんか邪魔な存在がそれを阻止するから行きたい方に行けずにイライラし続けて、お散歩がストレスになっていることもあります

お散歩は行けばいいわけではなく、心と体に心地よい刺激を与えることが目的です。

ストレスを感じていては心地よい刺激にはなりませんし、ストレスの原因の邪魔な存在である飼主に対して心も離れてしまいます。

正しくリーダーウォークができていると、拾い食いなどの悩みも起きません

子犬の落ち着きがなくなる理由ってなに?

子犬は十分な睡眠をとり、正しくしつけをすると1歳にならないうちにコントロールができるようになるので落ち着く時期は早まります。

ただし、子犬との接し方が間違えていると、なかなか落ち着かないことがあります

これは、成犬になっても同じで、犬との接し方が正しい状態じゃない場合、落ち着きがなくなり、犬はストレスを抱えて、やがて問題行動が起きるようになってしまいます。

犬が落ち着きを無くしてしまうには以下の理由が考えられます。

  • 運動欲求の不満
  • 犬の誤解~かまってくれている
  • リーダーが認識できない不安

犬はしつけをする以外にも、普段一緒にいる時間も正しく接してあげる必要があります。

あなたの愛犬が落ち着きが無いと感じたり、よくいたずらをするなど気になることが出ていたら、早めに見直していきましょう。

それぞれの特徴とその対策方法をご紹介するので参考にしてください。

子犬が落ち着かないのは運動欲求の不満

犬は元々運動がしたいという欲求があります。

この欲求が十分に満たされていないと、部屋の中にいる時にソワソワしたりいたずらをしてしまうことになり、落ち着きがなくなってしまうんですね。

犬種によっても体力が豊富な犬種がありますし、犬の性格によっても必要とする運動量には個体差があるので、あなたの愛犬にどれくらいの運動量が適切かを見極めることが重要です。

散歩に毎日いっているから運動量は大丈夫と思っていても…

しつけの種類のリーダーウォークでもお話ししましたが、散歩中にずっとリードを引っ張った状態でお散歩をしている場合、それは運動をしているというよりもストレスを溜めている状態になっているかもしれません。

街中でお散歩をさせている飼い主さんを見かけますが、リーダーウォークができている犬というのが非常に少ないと感じています。

わんこ先生

対策としては、犬のお散歩の時間をちゃんと運動にしてあげるためにもリーダーウォークができることは大切なことなので、まだトレーニングをしていない場合は取り組んでみてください。

子犬が落ち着かないのは犬の誤解~かまってくれている

犬は飼い主さんと交流がしたいと思っています。一緒に遊んだり、声をかけてもらったりすると、とても嬉しいと思うんですね。

そして、女の人の高い声というのは犬にとってかまってもらっていると誤解しやすい音程です。

例えば、飛びついてくる犬に「キャーイヤーやめて~」みたいに反応すると、犬は「楽しそう!かまってもらってるんだ♪」と勘違いしてしまいます。

これは犬の成功体験になってしまうので、また飛びつこうとするようになります。

わんこ先生

こういう犬の習性などの、犬とはどういう動物なのかを知り、犬との接し方や遊び方を正しく知ることと、犬のしつけの種類でご紹介した基礎的なトレーニングをできるようにしておくことが大きな対策ポイントになります。

子犬が落ち着かないのはリーダーが認識できない不安

犬は群れの中で誰がリーダーなのかを順位付けしています。

犬は本能で、強いリーダーの元に入れる時が一番安心していられる動物なんですね。

飼い主さんをリーダーだと認められれば、精神的に安心して落ち着いていることができますが、飼い主さんをリーダーだと認識できない場合、とても不安な気持ちになります

よく、犬と人間の上下関係が逆転しているという言い方がされますが、犬はリーダーになりたいと思っているわけではありません

でも、家庭という群れの中で生活をしている以上、リーダーがいないのであれば自分がリーダーにならざるを得ないと考えます。

事実上、犬が人間社会でリーダーになることは無理なので、その無理な部分がすべて犬のストレスになってしまっています。

また、飼い主さんの行動が一貫していない場合にも不安になります。

わんこ先生

対策としては、あなたが愛犬にとって安心できるリーダーでいられているのかを見直してみる必要があります。
基礎となるしつけを行うことで、主従関係が築けるようになりますので、今からでも取り組んでいきましょう。

子犬の落ち着きがないのと興奮しているのは違う!興奮する原因とは?

わんこ先生

そろそろ子犬が落ち着く時期だと言われているのにとてもじゃないけど落ち着いていない!と思うときは、もしかしたら犬が興奮しているからかもしれません。
特に子犬の時は興奮しやすいですが、なぜ興奮するのかその原因についてみていきましょう。
子犬が興奮してしまう原因とは?
  1. 個体の性格
  2. 子犬の時の環境やしつけ
  3. 嬉しい・怖いなどの気持ち
  4. 運動不足
  5. 脳の先天性機能障害

子犬が興奮する原因として、大きく分けると上記の5つが考えられます。

犬種によっても、興奮しやすい犬種というのもありますが、正しくしつけをして飼い主と犬との間に主従関係が築けている場合は飼い主や犬自体で興奮はコントロールできるものなので除外します。

それではそれぞれの原因を詳しく見ていきましょう。

個体の性格

同じ母犬から生まれた兄弟犬でも、それぞれ性格が違います

引っ込み思案な性格、リーダーシップをとりたがる性格、積極的に交流しようとする性格、他者にあまり関心が無い性格、ハイテンションで無双しやすい性格、パワフルでエネルギッシュな性格。

まずは生まれた時点で、その子その子の性格を持っています。

有能な訓練士は、その子の性格を知り、その子に合った指導法で訓練をしていきます。

訓練士ではなく私たちも基本的に、ちゃんとしつけをするとどんな性格の犬であってもちゃんと主従関係は築けますし、飼い主さんのことを考えて行動ができる犬になります。

でも、ちょっとしつけが甘い状態の時や、間違った方法でしつけをしていると、その子のもっている性格というのが出やすくなるので、コントロールがしにくくなってしまいます。

特に、ハイテンションな性格の犬は飼い主さんの声が伝わりにくく、叱っているつもりが遊んでもらっていると勘違いしやすいので、相当なメリハリが必要になります。

自分の犬はどんな性格の犬なのかを見極めることも必要になります。

子犬の時の環境やしつけ

子犬の時に良質な睡眠がちゃんととれずに、若干睡眠不足気味で育った子は興奮しやすい子になります

いつも周りのことが気になって、入ってくる刺激に過剰に反応する性質を育ててしまうんですね(´・ω・`)

子犬はクレートで育てることを推奨していますが、ペットショップなどで子犬を購入した際に店員から勧められる柵状のトイレと寝床が一体となったケージで子犬を育てると大切な睡眠時間が確保できない場合が多いです。

こういったケージで育てられている子犬が増えていることから、現在の犬は圧倒的に睡眠時間が不足しているケースが多いと言われています。

子犬の時に睡眠不足で育って興奮しやすい子にしてしまうと、しつけをしようと思っても子犬に声が伝わらないのでしつけも入りにくくなります。

これは犬が悪いわけでも、犬の頭が悪くて覚えないわけでもありません。

一生懸命にしつけをしているのに全然思うようにいかないという場合は、睡眠の状態を見直してみてください。

嬉しい・怖いなどの気持ち

多くの子犬は飼い主さんが大好きで、一緒にいることを望んで遊んでもらうのが大好きです。

このような気持ちが爆発して、とても嬉しいと思った時は興奮しやすくなります

例えば、お留守番をしていて飼い主さんが帰ってきた時はとても嬉しいですし、いっぱい遊んでもらっているときも嬉しいです。

ピョンピョン飛び跳ねて、走り回って体全体で嬉しくて興奮している様子を表現します。

また、逆に怖いとか、警戒しているときも興奮します

子犬が怖いと思っているときは、苦手な相手がいたり、知らない人に近づかれたり、大きな音が鳴ってびっくりしたときなどシチュエーションは様々です。

子犬の社会化が十分ではないと、怖がりですぐに警戒する犬に育ってしまいます。

怖がっていたり警戒しているときは、激しく吠えたり、歯をむき出して威嚇したりパニックになったりします。

運動不足

その子に必要な運動量の運動をさせてあげていないと、ストレスから興奮しやすくなります

犬種によっても体の大きさによっても、必要な運動量は違いますが、その子の性格によっても必要な運動量が違ってきます。

だいたい犬種によって運動量の目安がありますが、興奮しやすい様子が見えた場合は運動の内容を見直す必要があります。

また、普段ちゃんと散歩しているから問題ないと思うかもしれませんが、普通の散歩では運動的に満足できないことも考えられます。

狂ったように暴れたり、リードを引っ張って好きなところに行こうとしたり、人に飛びついたり、家の中でいたずらが凄いなどの行動が見られたら、その子にあった運動量なのかどうかを見直す必要があります。

脳の先天性機能障害

実は犬も人間と同様で、ADHDを発症することが報告されています

ADHDというのは、注意欠陥多動性障害と呼ばれるもので

  • 集中力がない・すぐに気が散る(不注意)
  • じっとしていられない(多動性)
  • 考える前に行動してしまう(衝動性)

上記の3つの要素のうち一つ以上が当てはまるとADHDだと考えられます。

知能は正常であることがほとんどですが、脳の先天性機能障害だと考えられています。(詳しいことはまだわからないことが多いそうです)

ただ、落ち着きがないからうちの犬はADHDだと決めつけないでください

多くの場合は、他の原因であり、飼い主さんが正しくしつけができていないということがほとんどです。

自信を持って正しいしつけを根気強くしているにもかかわらずどうしても落ち着かない場合には、獣医師に相談してみるのも一つの方法です。

子犬が落ち着く時期はいつになる?

MEMO

犬の成長でご紹介したように、成長過程に合わせて適切な時期に正しいしつけをしている子犬の場合は、飼い主さんも子犬をコントロールする方法を身につけていますのでもっと早い段階から落ち着かせることができますが、一般的には1歳半~2歳ころになると子犬特有の興奮はおさまってきます。

しつけがあまりできていない子犬の場合はやっと落ち着いてきてくれたかと飼い主さんはホッとする時期になりますが、ちゃんとしつけができている場合はちょっと寂しい気持ちにもなる時期です。

子犬特有の可愛い仕草が薄れていく時期でもありますからね(´・ω・`)

子犬が落ち着く時期になったとき、ホッとするかちょっと寂しく思うかは子犬の時のしつけのしかた次第です。

興奮しやすい子犬を落ち着かせるにはどうする?対処法は?

興奮している子犬を落ち着かせたい時にどうしたらよいかですが、方法としては以下の2つがあります。

  • 無視する
  • コマンドでコントロールする

無視をするというのは、完全に無視をしないと効果がありません

興奮している子犬に対して飼い主さんがよくしてしまう行動は、「やめなさい」とか「〇〇ちゃん!静かに!」などと、大きな声を子犬にかけてしまうことです。

特に女の人の声は高いので、大きな高い声を聞くと子犬はかまってもらっていると誤解して余計に興奮してしまいます。

自分が走り回って飛び回っても飼い主さんの態度が変わらずにつまらないと子犬が感じると興奮状態から目が覚めます

子犬が我に返るまで、完全に無視をして子犬が落ち着くまで待ちましょう。

ちゃんとしつけができ始めている子犬の場合は、コマンドをかけることで落ち着かせることができます。

「オスワリ」「フセ」などのコマンドで子犬にしばらくその姿勢をさせていると子犬が落ち着いてきます。

子犬を興奮させない遊び方とは?

犬と遊んでいるときに興奮させないように気をつけながら遊んでいると、犬も思いっきり遊べずにストレスがたまってしまいます。

そして、犬との遊びってものすごく大切なんですね。

しほ先生も、イヌバーシティ内でこのようにおっしゃっています。

犬と楽しい遊びをすることができれば、飼い主さんのことが何よりも大好きな犬に育てることが出来ます。世界で一番楽しいのは飼い主さんであると思っている犬は、扱いやすく、また訓練が入りやすくなります。~4章-1犬との遊び方より

犬と楽しく遊びながらもルールがあることを教えていきます。特に子犬との遊びはしつけの面から見ても大切なものです。

つい、子犬と遊ぶときにダラダラと遊ばせたり、子犬の好き勝手に遊ばせたりしてしまいがちなんじゃないでしょうか。

飼い主さんは、子犬と遊ぶときに

  • 遊びの大切さを理解する
  • 何を意識するべきかを知る
  • どんなことを伝えるのかを知る
  • 遊びを通して犬が何を学ぶのかを知る

こういったことを知って遊ぶのと知らないで遊ぶのでは、子犬との関係を築く上で全く違ったものになります

イヌバーシティでは、子犬との遊び方だけで1つの解説実践動画が用意されています。

生後3か月の子犬と実際に遊びながら実践部分も収録されているので、正しく子犬と遊ぶことができるようになります。

また、中には遊びにあまり興味を示さない子犬もいますが、そういった場合の遊び方も紹介されているので、子犬を興奮させずに正しく遊ぶ方法がお分かりいただけます。

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子犬が落ち着く時期になっても落ち着けないのは病気かも?!

犬が落ち着く時期のはずが、なかなか落ち着きがないとしたら、病気も疑ってみましょう。

体の不調によって、飼い主さんの言葉も犬には伝わる余裕がないため、いうことを聞かなくなった・ソワソワしていると誤解を生んでしまう場合もあります。

犬は体の不調を言葉で訴えられないため、行動で示すので愛犬の様子をよく観察してみてください。

  • 頭を振る・耳を掻く
  • 体を掻く
  • 尻を地面にこすりつける

このような行動を頻繁にしている場合は特に注意が必要です。考えられる病気をご紹介しますので動物病院を受診してみてください。

頭を振る・耳を掻く

犬が頭を強く振っていたり、脚で耳を掻いたり、壁やソファーなどに耳をこすりつけていたり、片耳だけ傾けたり…
このようなしぐさを見せる時は、耳の中に異常が起きているサインです。

中耳炎・外耳炎が起きているか、ミミダニが寄生している耳疥癬(みみかいせん)になっている可能性があります。

また、急に頭を振りだしたら、虫や植物の種子などの異物が耳の中に入ってしまっていることも考えられます。

異物の場合、飼い主が無理にとろうとするとさらに奥に入ってしまうおそれがあるので、動物病院で見てもらうようにしてください。

体を掻く

犬がしきりに体を掻いているときは、まずその場所の被毛をかき分けて皮膚の様子を観察してください。

皮膚が赤くなっていたり脱毛していたりなどの症状があったら、皮膚の病気が考えられます。(アレルギーや膿皮症など)

皮膚に症状が無いのに体を掻いている場合は、心臓や肝臓、腎臓などの病気になり皮膚が過敏になっている可能性もあります。

痒みが続く状態は、人間でもそうですがかなりのストレスになりますので、一度動物病院で見てもらって原因を特定してください。

病気ではないにもかかわらず体を掻いている場合は、シャンプーが皮膚にあっていない可能性も考えられるので、使っているシャンプーを変えてみるのも一つの方法です。

尻を地面にこすりつける

犬が尻を地面につけて、ずりずりと前に進む仕草をしたら、お尻に痛みやかゆみを感じているサインです。

お尻をチェックして炎症が起きていないか(赤くなっている・腫れている・ただれている)チェックしてみましょう。

犬で多いのは肛門嚢炎(こうもんのうえん)です。定期的に肛門絞りを行うことで、予防できるものですが、分泌物の出入り口が詰まることによって起こる病気です。

排便とともに分泌される分泌物ですが、便の小さい小型犬などはうまく分泌することができずに詰まりやすくなっています。

その他、寄生虫がいることでお尻に不快感があるときや、下痢の症状が続いているときにもお尻をこすりつける動作を見せることがあります。

子犬の落ち着く時期を邪魔する心の問題とは?

犬がとる行動のうち、飼い主が容認できない行動や動物自身に有害な行動のいずれかに当てはまるものが問題行動と定義されています。(ヴォイスとマーダーの定義)

例えば無駄吠えとか噛み癖、他の犬とケンカしたり、散歩中にリードを引っ張って追いかけたりなどが当てはまります。

子犬の時だと甘噛みや社会化不足、トイレのしつけができないなどを放置することで問題行動へと発展しやすくなります。

しかし、子犬がなかなか落ち着く時期が来ないもう一つの原因に、心の問題がある可能性があります。

吠えることも噛むことも追うことも、犬の本能による行動なのですべてが問題のある行動ではありませんが、飼い主や犬自身がコントロールできない状態になってしまっているのが問題行動になるんですね。

ストレスなどにより心のバランスが崩れることによって起こると類推されています。

あなたの愛犬がなかなか落ち着く時期が訪れない場合は、心の問題を抱えているからかもしれません。

5つの心の問題
1.強迫性異常症
2.攻撃行動
3.恐怖症
4.分離不安
5.アルファシンドローム

犬の落ち着きを邪魔する5つの心の問題について、その代表的な行動をご紹介しておきたいと思います。

強迫性異常症

無意味な行動を繰り返すのが強迫性異常症の特徴です。

  • 体の一部分を炎症が起きるほど舐め続ける
  • しっぽを追いかけてグルグル回り続ける
  • 同じ場所を往復して歩き続ける(ペーシング)
  • 何もないのに何かを追うように突然走り出す

人間の声かけなどで行動を止められる場合もありますが、犬自身が行動をコントロールできなくなっている場合は何らかの刺激を与えても止まらなくなっています。

犬は同じ行動を繰り返し行うことで脳内に麻薬に似た成分が放出されます。これによって感じているストレスから自分を守っている行動だそうです。

攻撃行動

吠える噛む他、うなる・歯をむき出すなどの威嚇も攻撃行動になります。

  • 飼い主に対して吠えたり噛みついたりする
  • 思い通りにならないと唸ったり歯を見せて威嚇する
  • 他の犬に対して噛みついたり威嚇をする
  • 遊んでいるときに興奮して噛みつく

攻撃行動は犬によって様々な理由があり、複数の理由が合わさって起こる場合があります。怯えや性ホルモンの影響もありますが、自分が家族のリーダーだと思っている場合によく出る行動です。

小型犬の攻撃行動は一見被害が少ないので問題が無いようにも見えますが、頻繁に攻撃行動を見せる場合は心に問題を抱えている場合があり放ってはおけないものです。

恐怖症

苦手なものに対して怯えたり暴れるなど強い恐怖の反応を示します。

  • 雷や花火を怖がってパニックになる
  • 特定の音や光に恐怖の反応を示す
  • 恐怖心から震えたり呼吸が荒くなる

恐怖の対象として多いのは雷や稲妻です。同じような音や光がある花火に対しても恐怖の反応を示すことが多いです。

突然の音や光などの強い刺激を与えられると犬は驚き強い警戒を抱きます。それがトラウマになって起こる場合があります。

分離不安

留守番中にだけ出る問題行動です。

  • 飼い主が外出しようとすると激しく吠える
  • 一人にされるとその間中吠え続ける
  • 留守番中に物を噛んだり壊したりする
  • 1人でいる時に脱毛するほど体を舐め続ける

飼い主と離れることに対して強い恐怖を感じておとなしく留守番ができない心の病気です。飼い主と一緒の時にはよく甘えている人なつっこい犬が留守番の間だけ問題行動を起こします。

飼い主と普段からべったりで社会化ができていない犬は飼い主さんに過度に依存してしまいます。主に飼い主さんが甘やかせすぎているのが原因です。

アルファシンドローム

飼い主をリーダーと認識できず自分が上だと思っています。

  • 命令をされたり気に食わないことがあると飼い主に威嚇する
  • 名前を読んでも反応しない
  • 飼い主に対してマウンティングをする。

※マウンティングとは前足を相手の体にかけて腰を振る行為です。

飼い主を完全にリーダーと認識できていない状態がアルファシンドロームです。犬と飼い主の立場が逆転しているため、飼い主を従えようとしています。

飼い主の犬に対する態度が間違えていたり、正しくしつけができていないことが原因です。小型犬の場合は影響が少ないため見落とされがちですが、重篤なアルファシンドロームの状態になっている犬が少なくありません。

子犬の落ち着く時期を遅らせる心の問題の対処法は?

わんこ先生

早く犬には落ち着いてもらって、ゆったりした時間を過ごしたいものですが、ご紹介したような心の問題を抱えてしまっている場合は気合を入れてしつけ直すことが必要になっています。

既に心の病気になってしまっているので、「しつけ直し」をしないといけません。

まず覚悟をしないといけないのは、しつけ直しには時間と根気がいるということです。特に今までの状況を変えないといけないので、飼い主さんの行動や考え方を一新する必要があります。

この状態になったら、ネットの情報をつなぎ合わせたしつけでは正直難しく、かなり時間がかかってしまう可能性が高いです。

  • 犬の学習のしかた
  • 犬のしつけの考え方
  • 犬への正しい伝え方
  • 犬との正しい接し方
  • 問題行動の矯正方法

このような知識を正しく知ることが第一歩であり、問題解決の一番の近道になります。

それには、知らなければいけない知識とその実践方法がちゃんと解説されているイヌバーシティが非常にお勧めです。

イヌバーシティで解説されている通りに実践していけば、間違えてしまった犬との関係を直すことができて、正しく主従関係を築き直すことができます。

飼い主にとってはもちろんですが、犬にとっても落ち着いて生活できることが幸せです。

愛犬に心の問題があると感じられる場合は、一度今までの接し方を見直してみてください。

子犬を落ち着かせる時期を早める代替療法の種類とは?

代替療法とは、通常の医療のほかに治癒力を高めたりリラックスさせるために行われる治療のことです。

イヌバーシティの通りにしつけをしていただくと子犬の落ち着く時期は速まるためあまり必要が無いかもしれませんが、愛犬とのコミュニケーションをとるときの参考にしていただけると思います。

国によってはその伝統医学に基づいたものがあったり、最先端の医療だとされている方法など実に様々なものがあります。

ただ、代替療法は多くの種類があるため、実績があって効果が実証されているものからまだ臨床実績が無く効果に疑問があるものもあります。

今回ご紹介する5つの方法は、実績のある代替療法の代表的なものです。

犬の精神を落ち着かせる作用のほか、一緒にリラックスすることで飼い主さんと犬のきずなが深まったり、犬の健康管理をチェックできたりと複数の良い効果があります。

マッサージ
犬の体をマッサージすることで、犬の心をリラックスさせることができます。自宅で行う場合には犬のマッサージ方法の詳細を紹介している本も出版されていますので参考にしてください。
自宅以外だとトリミング店で行っているところもあるので、問い合わせをしてみると良いでしょう。
鍼灸
細い針をツボに刺すはりやツボを温めるお灸は代謝を活性化させることで体質が改善する効果があります。専門の技術者しかできない施術ですので、治療を行うときは専門家に犬をまかせることになりますので、信頼できる施術者かどうか慎重にチェックしてください。
ツボ押し
犬の体にも人間同様に多くのツボがあります。ツボを押して刺激することで体をほぐしてリラックス効果があり、体質改善の効果も期待できます。押すツボで効果が異なるため、愛犬の様子を注意深く見る必要があり、犬と飼い主さんの心の距離も縮めることができます。
アロマセラピー
植物の精油の香りは、人の心だけじゃなく犬の心も落ち着ける効果があります。水に薄めて空中にスプレーしたり、部屋でたくなどの使い方がありますが、犬の嗅覚は人間よりも強いためあまり強い臭いにしないでリラックスできる程度のにおいにするよう注意してください。
バッチフラワーレメディ
こちらはあまり聞きなれないものですが、イギリス発祥の自然療法になります。花のエキスを飲ませることで心を穏やかにしたり、恐怖心を取り除く効果が期待できるとされています。もちろん人間にも効果があり60か国以上の国の医師や獣医師に使用されているので、使用するときは獣医師に相談してみましょう。

子犬が落ち着く時期を早める方法~最後に~

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

ここまでお読みいただいたということは、あなたは本当に熱心な飼い主さんで、あなたの愛犬はとてもとても幸せな子ですね♪

愛犬が落ち着く時期が早く来ればいいな~と思ってお読みいただいたと思いますが、あなたのこれほど強い熱意があればきっと愛犬と素晴らしい関係を築けると私は確信しています。

犬との生活はこれから長く長く続いていきますが、その愛犬ライフを楽しいものにできるのは飼い主さん次第になります。

犬はあなたが教えてくれることを待っています。

犬は人間の心を敏感に察知する非常に賢い動物です。だからちゃんとトレーニングができているしつけの入った犬は飼い主さんが喜ぶことを考えて行動できます。

あなたのその優しい熱意が、間違えたしつけ方法で迷子になってしまわないためにも、正しく犬を理解して導いてあげるしつけ方法を選択していただきたいと思います!

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