犬がメガネを噛むのはナゼ?なんでも噛む犬が劇的に変わる方法徹底解説!

エリちゃん

うちの子、メガネが大好きで何個も何個も噛んで壊されているんです。他にも噛んでボロボロにされたものがたくさんあって… なんでも噛んでしまうのはどうにもならないんでしょうか?

わんこ先生

メガネはよく壊されますよね(^^;)それでは今回は、犬がメガネを噛む理由のほか、どうして噛んでしまうのか?、噛まないようにするにはどうすればよいのか?色々なものを噛んで破壊してしまう原因と対処法まで、徹底的に解説していきましょう!

犬がメガネを噛む理由はズバリ!

犬にメガネを噛まれてボロボロにされたという話はよく聞くので、メガネをかけている飼い主さんのあるあるなんじゃないでしょうか。

犬がメガネを噛む理由はズバリ

  • ご主人様のにおいがついているから
  • おもちゃとしても楽しいから

犬がメガネを噛むのは、大好きな飼い主さんのことを想うあまりにしてしまう行動である可能性が大きいです。

犬はメガネ以外の他の物も噛んで破壊したりしますので、メガネ以外の場合の理由などはこの後徹底解説をしていきますが、メガネに関しては他の物と少しだけ理由が違うようです。

基本的に犬が好きなにおいというのは人間のにおいで、その中でも飼い主さんのにおいは大好きな犬が多いです。

メガネは基本的にかけている時間が長いこともあり、飼い主さんのにおいがとてもしっかりついています。

だから、大好きな飼い主さんのことを近くに感じたいとか、かまってもらえない時間が長くて寂しい気持ちから飼い主さんのメガネで遊んでいると考えられます。

そして、メガネを噛んで壊されるときは、セルフレームを噛まれるケースが多いそうですが、これにも理由があって、セルフレームの部分は犬のおやつのビーフジャーキーみたいなスティック状のおやつを連想させ、歯もちょうど良い具合に引っかかるので、おもちゃとしても楽しいという理由もあります。

大好きな飼い主さんのにおいがするからなめたり噛んだりしていたら、「あら?意外と噛み噛みするのが楽しくなってきたぞ」といった感じでしょうか(^^)

犬がいたずらするメガネが決まっているとしたら、そのメガネをかけている人のことが大好きであるか、その人のにおいがたまらなく好きということになります。

どちらにしても好意的な理由ではあるんですが、そうたびたびメガネを壊されてしまったら困りますよね。

その対応策としては、

メガネで遊べないよう犬の届く範囲に置かない

これを徹底させるほかありません。

寝る時に、不用意に枕元に置いてしまったり、うっかり机の上に置きっぱなしにしてしまったり、大丈夫だろうと思ってそこら辺に放置しておくと、メガネを危険にさらすことになります。

また、どうせ噛まれて使えなくなったメガネだから犬のおもちゃにあげようとするのはやめましょう

レンズ部分はガラスが破損して誤飲する恐れがあるのでレンズは外すと思いますが、レンズを外したメガネをおもちゃとして愛犬に好きなようにさせるのはよくありません。

私たちは、「そんなに遊びたいんなら使えないしいいよ」とか、「遊べるメガネをあげておけば他のメガネを噛まないだろう」と思ってしまいがちですが、犬にとっては噛んで良いメガネと噛んではいけないメガネの区別はつきません

スリッパでも同じことが言えるんですが、一度良いとしてあげたものは、新品でもお古でも犬にとっては同じことなので、全て遊んで良いものと学習します。

犬にメガネを噛むことをやめさせたいなら、犬の届く範囲にメガネを置かないで物理的に噛める状況にしないことが大切です。

犬がメガネや他の物を噛まないようにするにはどうする?

犬に噛まれては嫌なものを噛まれないための基本的な対処法は

  • 犬の届く場所に置かない
  • 犬に人間社会のルールを教える(しつけをする)

この2つが大前提になります。

あとで、他の対処法も具体的にご紹介するんですが、犬の習性を考えても途中でくわえているものを取り上げることを無くすためにはそもそも興味を抱かせないことが大切です。

また、人間社会のルールも教えてあげないと、犬は良いことと悪いことが分からず、誰に従っていれば安心できるのかがわからないので犬にとって生きにくい社会になってしまいます。

しつけをするというのは、犬に言うことを聞かせることではなく、人間社会で楽しく暮らしていくための方法を伝えて、飼い主というリーダーが守ってあげるから安心して大丈夫だよということを教えることです。

犬が色々なものを噛んで破壊してしまう行動は、しつけに問題がある場合が考えられます。

犬には、成功体験をさせていくことでしつけがスムーズに入るようになり、良い学習をしていくことができるので、ちゃんと噛んではいけないものは噛まないと学習することができます。

でも、何も教えてもらっていないと、学習もできませんし、良いこと悪いこともわかりませんから、本能のままに行動するしかありません。

結果としてメガネなどの噛むと困るものなども好きなだけ噛んでしまい壊してしまうことに繋がります。

そして、しつけをされずに何も教えてもらわずに成犬になったら、

  • 気に入らないことがあれば怒りに任せて噛む
  • 縄張り意識が強くなって侵入者に対して噛む
  • すぐ興奮しやすくなり勢いでなんでも噛む

こうなると、本能的な衝動を抑えずに噛むようになるので、物のほかに人に対しても噛むようになります。

こういう噛み方は、本気噛みになるので噛まれた人はケガをしますし、大きな問題(咬傷事件)になり、保健所への申請やケガをした人への医療費の負担、交通費の負担、仕事を休んだ分の保障のほか、慰謝料を請求されることもあります。

ケガの程度によっては、犬を保健所へ連れていかないといけないことにもなってしまいます。

でも、これは犬が悪いと思われがちですが犬が悪いのではなく、ちゃんとしつけをして教えてあげなかった飼い主さんの責任といえます。

ちゃんとしつけをしていれば、犬をコントロールすることができるので何でもかんでも噛むとかいけないものを噛むとか破壊するまで噛むということはありません。

しつけは子犬のうちから正しい時期に正しいしつけを行うことが絶対に必要なことですが、まれに「子犬なんて赤ちゃんなんだから甘噛みをしていてもちょっとくらいは痛いけど我慢できるし、しつけはもう少し大きくなってから」という考えを持ってしまう飼い主さんがいます。

これはとても恐ろしい考え方です!

しつけで行うトレーニングをすることで、犬は飼い主さんとのきずなを深め、飼い主さんをリーダーだと認識することができ、大好きな飼い主さんが褒めてくれる行動を学習していきます。

その中には、犬が我慢をすることも覚えますし、自分の欲求よりも飼い主さんの指示を優先させることも覚えることができます。

犬にとって我慢をするとか欲求をおさえて指示を優先することは決してかわいそうなことではありません。

むしろ、ちゃんとしつけをされている犬にとっては、大好きな飼い主さんに褒めてもらえるとても嬉しいことなんですが…しつけはむずかしいと思ってしまう方が多いように感じます。

たぶんそれは問題が出てから1つ1つ調べながら試行錯誤してしつけを行われている体と思います。

問題が出てしまっているので直すしつけから始めるため、ただでさえ時間もかかりますししつけの難易度も上がっているので、なかなかうまくいかないというしつけの壁に当たってしまっているのだと思います。

色々な方法をミックスし独学でしつけを行っているため、しつけが考え方から方法まで一貫していないのも問題ですし、相性の悪いしつけの方法が混ざって犬が混乱していることもうまくいかない大きな原因です。

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犬がメガネのほかにもなんでも噛むのはなぜなんだろう?

犬 メガネを噛む

犬がメガネを噛む理由はわかりましたが、飼い主さんのにおいがついていないものでも噛むことがあります。

犬が噛むのはなぜかというと、犬は手で触って確認することができないので噛むことで何なのかを確認しています。

人間の「探る」という行為と同じなんですね。

ですから、犬にとって噛むという行為は習性であり、当たり前のことになりますので、噛むことを頭ごなしに禁止にしてしまうと犬が犬らしく生きられなくなり、相当なストレスがかかります。

探る行為を誘発するのは、その対象物のにおいや味にも原因があります。

メガネの時のように、大好きなにおいだったり、大好きな味だったり、大好きな噛みごたえだったりすると、犬は徹底的に探り倒したくなります。

特に子犬の時は、遊んでよいおもちゃかどうかも教えてもらっていないものも多かったり、そもそも遊んでいけないことが伝わっていないこともあり、好奇心に任せて気になる対象物がなんなのか探りまくります。

あと、メガネ以外でも、革靴を良くかじられたり隠されたりするという話も聞きますが、この革靴に関してはご主人様のにおいがついているという理由のほかもう一つ理由があります。

犬は雑食なので野生時代のときは木の実なども食べていましたが、仲間たちと狩猟をして獲物をとって食べていました。

革靴を含む皮製品というのは、噛んだときの舌触りなどで、大昔の野生の本能が呼び覚まされるとも言われていて、皮製品を夢中で噛んでしまう理由になっています。

私たちにとっては困ったことなのですが、犬に噛まれないための対処法を探すばかりではなく、どうしてそうなのかという犬の習性を知り、理解して対処していくことが重要になります。

ここで犬の習性として、犬社会のルールともいえることを知っておいてほしいんですが、犬が噛んでいる物というのは、犬世界では口にした時点でその犬の物だというルールがあります。

群れで生活していた時に、群れ内でトラブルを防ぐためのルールだったんでしょう。

ですから、犬が噛んでいるものを人間が無理矢理取り上げる行為は、犬の世界で言えば人間がルール違反をしていることになるんですね。

ですから、犬が噛み始めたものが噛まれたくないものだからって、次々取り上げてしまうと、犬は飼い主に対して不信感を持ってしまうことは覚えておいてください。

犬が噛むのをやめる効果的なしつけの種類とは?

犬がメガネやスリッパや他の物を噛むのをやめさせるための効果的なのは、基礎となるトレーニングをすることです。

基礎となるトレーニングをしっかりやることで主従関係を築くことが効果的です。

基礎となるトレーニングというのは、待てや来い、ホールドスチルや社会化、クレートに入れない子はクレートトレーニングなどです。
※もちろん、トイレのしつけや甘噛みのしつけも基礎のしつけですし、本当はそれ以外にもクリッカー訓練とかプレイスなどの訓練もありますが最低限の基礎ということでお話していきます。

基礎となるトレーニングができてきたら、リーダーウォークなども順基礎くらいに早くからやっておきたいトレーニングになりますが、まずは基礎となるトレーニングをしっかりやっていくことが重要です。

犬がメガネや他の物を噛まないようにさせるためには、やはりしつけはしっかりとできていないと難しいですし、しつけをしないままで成犬にしてしまうと、今後ほかのもっと面倒くさい問題行動があらわれてしまうので、本当にしつけをするということは必須なんですね。

しつけの基礎となるトレーニングの中でもホールドスチルは主従関係を築く上でとても大切なトレーニングになります。

そして誤解されやすいですが、ホールドスチルというのは犬を抱いてホールドするんですが、暴れる子をホールドする際に力ずくで抑えても良いと思っている方もいますが、決して力ずくで抑え込んではいけないです。

子犬に対して、力ずくでがっしり抑え込んだホールドスチルをしてしまうと、主従関係を築くどころか子犬に恐怖心を抱かせてしまうので、飼い主さんを好きになるどころか怖い存在と学習させてしまいます。

でも、子犬もいきなりひっくり返されるとびっくりして慌てて飛び起きようとしますし、力を入れないでホールドスチルをするというのは少しコツが必要なんですね。

イヌバーシティでは、まだホールドスチルのしつけができていない犬を使っているので、暴れたときはどうすればよいかが非常にわかりやすく、実践しながらコツを解説してくれているのでポイントも押さえやすいです。

しかも、1匹ではなくホールドスチルが苦手な子の場合や中型犬の場合、成犬になっている大型犬の場合や、攻撃的な子犬の場合など5パターンのホールドスチルを実践してくれているほか、体が大きな大型犬はうまくできないこともあるのでその補足動画まで用意してくれてあるという充実ぶりです。
※もちろん、イヌバーシティ内ではクリッカー訓練やプレイスのやり方・クレートトレーニングなども動画で解説されています。

ホールドスチルがうまくできない方や、やり方に自信がないという方はおすすめです。

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こんな記事もあります

犬がメガネや他の物を噛む原因は?

犬にとって噛むということは、人間の「探る」という行為と同じですが、他にもいくつか原因があります。

  • 歯牙脱換期の生理的なもの
  • 遊びの延長として
  • 恐怖を感じることによるもの
  • 本能によるもの
  • 飼い主への当てつけ
  • ストレスによるもの

これらの原因がありますので、どういうことなのか1つ1つ原因とその解消法をご紹介していきたいと思います。

歯牙脱換期の生理的なもの

子犬は生後3か月頃から乳歯が生えてきます。

これは個体差があるので全然気にならない子もいるんですが、歯が歯茎を突き破って生えてくるので、非常にむずがゆく感じる子もいます。

このむずがゆさがイライラしてしまって、気分を紛らわそうとして硬いものをカジカジ噛んでしまう場合があります。

こういう場合に、メガネなどは格好の噛む素材になってしまいますが、その他にもソファーやいす・テーブルの脚なども噛みごたえが良いものになるので、ボロボロにされることが多いんですね。

その後、生後6ヵ月頃になると今度はもう永久歯に生え変わります。

ただ、この時は乳歯がぐらぐらすることが痛いと感じる子も多くて、食事量がガクッと減ることもありますが、痛い上にムズムズするので、やはりイライラを紛らわすために噛む場合もあります。

これは生理的なことなので、噛むことを禁止するよりも噛んでも良いものをあげて気分を紛らわせてあげましょう。

噛みごたえのある犬のおもちゃのほか、Amazonで「犬 ムズムズ解消 おもちゃ」などで検索すると色々なおもちゃがあるので、何種類か用意しておいてあげると良いと思います。

遊びの延長として

子犬でも狩猟本能があるので、ヒラヒラと動くものに飛びつこうとする習性があります。

子犬の顔の前で手を動かしていると、指の動きなどがヒラヒラしているように見えたり、私たちはただ歩いているだけですが、足の動きがヒラヒラと動いているように見えたりします。

習性でヒラヒラするものが気になるんですが、飛びついて噛んでみると人間の骨のゴリッとする音がしたり、皮膚や肉に弾力があったりするなど、子犬としてはとても楽しい噛み心地のものだと思うんですね。

まだ、子犬の力なら痛いほどではないですし、自分の手の指に夢中でくっついて遊んでいる光景はかわいいものではあります。

でも、痛くない甘噛みと言われている時期はわずかで、どんどん成長していってあごの力もついてくるのですぐに痛くなりますし、子犬は甘噛みのつもりでも流血したりあざになります。

ですから、そもそも人の指や足などを甘噛みしてはいけないことを子犬のうちに学習させる必要があります。

対処法としては、遊んでいるときに甘噛みをしたら遊びをやめて無視をする方法が効果的です。
※少し悪化していてすぐにでも止めさせたい人は、一瞬で甘噛みを辞めさせる方法がイヌバーシティで解説されています。

恐怖を感じることによるもの

体罰をしてしまうなどの間違ったしつけによって、手を怖いものだと学習してしまったり、まだ慣れていない状態でしっぽや足先などの触られると苦手だと思う場所を触られることなどによって、手に悪いイメージがついてしまい恐怖を感じて噛むことがあります。

また、すでに体に触られることは大丈夫な犬でも、しつこく苦手な部分を触られることで興奮して噛んでしまうこともあります。

また、社会化が不十分な状態で飼い主さんとべったりくっついて育てられていると、犬は分離不安という心の病気になります。

これは人間社会で何が怖いもので何が怖くないものかを学べていないので、何に対しても怖いと感じてしまうため自己防衛の意味で攻撃的になり噛むこともあります。

これら恐怖を感じることによって噛んでしまう場合は、まず社会化を進めることと手に良いイメージをつけることが大切です。

本来、社会化は幼犬である生後3か月頃に行うと良いものですが、焦らずにゆっくりいろいろなものに慣れさせていくことで、何歳になっても社会化を進めることはできます。

ただ、子犬の頃と違って怖いという想いが強いため、根気よくゆっくり慣れさせていかないと、よけいに恐怖を感じてしまうかもしれないので注意してください。

手に良いイメージをつけるには、良いことをしたときに褒めながらゆっくり体をなでたり、リラックスしているときに一緒にリラックスしながら背中をゆっくり撫でると撫でられることが気持ち良くなり手のイメージが回復していきます。

あと、おやつやご褒美をあげる時に手から上げるのも良いでしょう。

本能によるもの

犬には縄張り意識があります。オスの方が縄張り意識を強く持ちますがメスでも縄張り意識はあります。

縄張りに知らない人が侵入すると、その相手は縄張りを侵す敵となり、吠えたりうなったり噛んだりという攻撃行動をとることがあります。

番犬としてはとても優秀ですが、室内で飼っている犬だとその縄張り意識で来客に吠えたり、噛もうとしたりされては危険ですし飼い主さんも困りますよね。

これは本能ですが、しつけをちゃんとすることで本能をおさえることができます。

また縄張り意識が強すぎるオスに対しては、去勢をすることで縄張り意識が低くなりますし、精巣の病気などを予防することができますので獣医師と相談してみてください。

またメスの場合は、妊娠していると防衛本能から噛むことがあります。

これは妊娠中による本能なので、気が立っているときは近づかないようにするなど配慮してあげてください。

飼い主への当てつけ

お留守番をしている時間が長かったり、飼い主さんがあまり遊んでくれない場合、かまってほしさに色々なところを噛んで破壊行動をすることがあります。

かまってほしいのにかまってもらえないときは、飼い主さんの「コラッ」とか「もうダメでしょ!」という声かけでもかまってもらえたと思ってしまいます。

これは飼い主さんがもう少し時間を作ってかまってあげることが最大の対処法です。

しつけのトレーニングは、褒めながら行うことが基本なので、トレーニングを進めることで犬も嬉しいししつけもできるし一石二鳥なのでどんどん取り組んでいくといいでしょう。

ただ、トレーニングは1回の時間が短く何回もやることが有効ですから、トレーニングが終わってしまうと声をかけなくなる飼い主さんも少なくありません。

トレーニングをしていない時でも、例えばおとなしくしていたとか、1人でおもちゃで遊んでいられたなど褒めるタイミングの時は逃さずに褒めるようにしてください。

ストレスによるもの

犬がメガネや他の物を噛む原因として一番多いかもしれないのがこの「ストレスによるもの」です。

今までご紹介してきた中の、恐怖によるものと飼い主さんへの当てつけも一種のストレスからくるものです。

いつも怯えていて、怖いものばかりのストレスや、愛情欲求が満たされないストレスですね。

その他、ストレスになる原因としては

  • 運動欲求の不満
  • 環境の変化
  • リーダーが認識できない不安(飼い主への不信感)

などが代表としてあげられます。

犬は抱えているストレスを、何かを噛むというかかじる行動で発散しています。

解消法としては、ストレスになっている原因を考え、それを取り除いてあげることが一番です。

飼い主への不信感はしつけを進めることで解消されるので、他の2つの解消法としておすすめなのは、しっかりと体を使わせてあげることです。

お散歩をする時間がないからと言って、1回で済ませるのではなく、2回に分けてお散歩をしてあげることで犬の満足度がアップします。

また、中にはお散歩はあまり好きではないけどお出かけは好きだという子もいます。車に乗ってお出かけに連れて行ってあげたり、クレートに入れれば電車移動もできます(大きさに規制はあります)からたまに知らない所にお出かけをしに行くのも良いでしょう。

外の刺激をたくさん受けている犬は、噛み癖が少なくなる傾向にあると言われています。

ドッグランなど、広いところで遊べると犬もストレス発散できますし、他の犬とのコミュニケーションも取れてとても良い刺激になります。

子犬の場合は、ドッグランデビューが心配な場合もあるので、子犬の幼稚園や訓練士がついて子犬同士で遊ばせてくれる施設などを探して子犬同士でいっぱい遊ばせるのも社会化になりますし、子犬のストレス発散にもなります。

犬がメガネや他の物を噛んでいるときにはどうしたらいい?

先ほどご紹介したように、犬が噛んでいるものは犬世界においては、口にした時点でその犬の物になっています。

それを無理に取り上げてしまうと、犬世界ではルール違反なので、そんな飼い主さんを信用したりリーダーとして認識することが難しくなってしまいます。

では、噛んでいたら諦めるしかないのかというとそんなことはありません。

実際、本当はきちんとしつけられた犬でも、噛むことを我慢し続けるのは難しいことです。

ですから、噛まれたくないものは犬が絶対届かない所に置くか、別室に置くなどを徹底することに加え、3つの対処法を知っておいてもらいたいと思います。

  • ちょうだいを教える
  • おもちゃを魅力的にしておく
  • 噛んだら遊ばない

ちょうだいを教えるというのは、犬がおもちゃをくわえているときに他のおもちゃを飼い主さんが用意し、「ちょうだい」と声をかけながら他のおもちゃを見せます。

犬がほかのおもちゃに気をとられてくわえていたおもちゃを離したら、たくさん褒めながらご褒美を少しあげます。

これを繰り返していると、「ちょうだい」という言葉と噛んでいたものを離すという行動が結びつくので、取り上げないでも犬が噛んでいるものを離すようになります。

またおもちゃを魅力的にしておくというのは、いつも同じおもちゃだと犬も飽きてしまうので、柔らくて噛み心地が良いおもちゃや、おもちゃの中にフードを隠せるコングやその他の知育玩具を用意しておいてあげたり、取ってこい遊びをしながらおもちゃの魅力をアップしておくと、おもちゃに興味を示して他の物を噛まないようになります。

コングや知育玩具はフードを入れるので臭いがありますが、一般的におもちゃはにおいがありません。

犬にとってかぐわしい皮靴のにおいや、大好きな飼い主さんのにおいがついたメガネよりも、無臭のおもちゃを選んでもらうにはおもちゃの魅力をあげておくと良いんですね。

最後の噛んだら遊ばないというのは、主に甘噛みなどをしてしまったときなどに行うと効果的です。

楽しく遊んでいたのに、手を噛んだら飼い主さんが急に遊んでくれなくなると、犬はつまらなくなってしまいます。

これを何度も経験させることで、手を噛むと面白くなくなると学習するようになりますので、少し根気はいりますが噛まれたら遊ばないを繰り返してみてください。

そして、同じシチュエーションで、手を噛もうとしてやめたとか、舐めるだけだったときなどは、噛まなかったことを盛大に褒めてあげましょう。

犬がメガネを噛む理由~最後に~

犬が飼い主さんのメガネを噛む理由、イタズラしたかったり悪意があるものではなかったですね。

むしろ大好きな飼い主さんのにおいがついているからという愛おしい理由によるものでした。

他にも、みなさん愛犬に色々なものをかじられて破壊されているようです。

ブランドのバッグや財布を噛んで破壊された経験がある人も少なくありません。ショックなお気持ちお察しします。

でもブランドのバッグが皮製品だったら、犬にとってはなんともかぐわしいにおいをふりまいている魅力的な品物なんですね。

本当に噛まれては困るものは、犬が入らない別室に保管するとか、絶対に登れないようにした保管場所を用意しておく必要があるようです。

犬に全く噛んではいけないということはできませんが、噛んでも良いものを与えたりしつけをしっかりとすることでコントロールはできるようになります。

子犬だからしつけはまだ早いだろうと思って何もしていない方がいたら、今すぐに始めてください。

イヌバーシティの通りに犬を迎えてからすぐにトイレトレーニングを始めれば、2週間でトイレのしつけが完了し、生後5か月くらいには基礎のトレーニングができるようになり、生後8か月くらいにはずいぶん主従関係が築けているのでグッと落ち着きます。

そうすると子犬はいつまで大変なんだろうと悩む時期がほとんどなくなってしまうんですね。

子犬のやんちゃも、しつけができていればコントロールできるようになります。

まだしつけを始めていないなら、今後続いていく愛犬ライフを楽しいものにするためにも是非検討してみてください(^^)

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