犬が散歩中落ち着きがない時のマル秘対処法!病気?しつけ?徹底解説!

犬 散歩 落ち着きがない

エリちゃん

うちの犬はお散歩の時に落ち着きがないので困っています。このままで良いのでしょうか?

わんこ先生

犬が散歩中に落ち着きがない状態はあまりよくはありません。今回はその対処法や落ち着きがなくなる原因、しつけをしないで散歩をするとどうしてよくないのか詳しくご紹介していきましょう。

犬が散歩中に落ち着きがない時の5つの対処法!

犬が散歩中に落ち着きがないと一緒にお散歩をしていてとても困りますよね。

まずは落ち着いてお散歩ができるように5つの対処法をご紹介します。

  • 基礎となるしつけを徹底しておく
  • 子犬の時は社会化を意識したお散歩をする
  • お散歩に行く前にトレーニングをしてから行く
  • 興奮のスイッチが入らないようにする
  • 散歩に行く時間はいつも変える

この5つの対処法を実践してもらえば、犬が散歩中に落ち着きがない、コントロールできないという状態がなくなります

あとでどうして落ち着いてお散歩ができないのか、その原因についてもご紹介しますが、犬が散歩中に落ち着きがなくなってしまうのは、犬が悪いわけでもおバカなわけでもありません

ただ犬が散歩中に落ち着きがないと、いろいろと問題や悪影響が出てしまうので、やはり落ち着いてお散歩ができる状態にしていかないといけないんですね。

まずは5つの対処法をそれぞれ解説していきたいと思います。

基礎となるしつけを徹底しておく

これは生後5か月前も、後も基礎となるしつけを怠らないことが大切です。

この基礎となるしつけは、主従関係を築く上でも重要なトレーニングですし、リーダーウォークを教えるにも必要なものです。

散歩中に落ち着きがない犬に対して教えていくのは難しいと思われるかもしれませんが、正しいしつけの方法を知って自信を持って実践していっていただければ全く問題なくできます。

犬が散歩中に落ち着きがないということは、犬がお散歩中の歩き方を知らなかったり、社会化が不十分である可能性が考えられます。

子犬をしつけるというのは、犬社会の常識ではなく人間社会のルールに従って生きていかないといけない犬にとって、人間社会のルールを教えてもらわないと、心から安心して過ごせませんし怒られたり怖い思いをしたりと大変なストレスがかかってしまいます。

この人間社会のルールを犬にわかりやすいように「正しい行動」に導いてあげるのが「しつけ」であって、しつけをするというのは人間の言うことを聞かせるために行うことだと考えてしまうとしつけを失敗しやすくなります。

日本では人間の言うことを聞かせるためのしつけというのが主流でしたので、犬に上下関係を教えるしつけ方法というのが推奨されてきました。

しかし、犬は室内で飼うことが基本になった頃からしつけに対して上下関係を教えるしつけ方法ではなく信頼関係を築いていくしつけ方法が正しいと考えられるようになっています。

これはペット先進国の中ではスタンダードな考え方で、高圧的なしつけではなく信頼関係を育んでいくしつけが主流ですが、今だに日本ではネット上の情報を見ても上下関係を教えるしつけがはびこっています。

ですからできるだけ困ったことが起こるようになったらその対処法をネットで調べるといった独学のしつけ方法を実践されるのは避けていただきたいと思いますし、うまくしつけができない原因にもなっていることを知っていただきたいと思います。

子犬の場合は、まだ赤ちゃんだからしつけってしてもわからないわよね~と思ってしまう方も多いですが、家に向かえたらすぐに正しいしつけを始めるものです。

家に迎えたらすぐに始めるしつけは主にトイレトレーニングですが、子犬が家に慣れてき始めたら他のトレーニングも行っていきます。

もちろん、難しいしつけはしませんし、短い時間でコミュニケーションの一環として教えていくんですが、早くしつけを始めてあげないと、子犬は失敗の体験をしてしまうので子犬もかわいそうなんです。

トイレがなかなか覚えられないと、飼い主さんの機嫌が悪くなるし、怒られるし、ちょうど良い感じに指があるのでカジカジしてみたらなぜかまた怒られるし…

何も教えてもらっていない子犬は多かれ少なかれ困惑していたり不安になりますので、ストレスを感じています。

子犬に対するしつけは正しいしつけの方法を知って、一貫した態度で自信を持って行うと、ビックリするくらい順調にしつけが入っていきます

さらに言えば、トレーニングの方法や困った行動への対処法だけでなく、子犬を育てるための理想的な環境を整えるためにも「知識」の部分でも必要なことがたくさんあります。

また、子犬に関しては社会化もそうですし、理想的な生活パターンで子犬の睡眠不足を予防したり、子犬が喜ぶ遊び方や接し方など多くの「知識」が必要です。

この「知識」の部分を知ってしつけを行うのと知らずにしつけを行うのでは、本当に雲泥の差がついてしまいます。

それでは具体的に実際のトレーニングに加えて知識を得られる正しいしつけ方法とはどういう方法か?というと…

私がおすすめなしつけの方法はイヌバーシティというしつけ教材を実践していただく方法です。

このしつけ術の良いところは誰でも同じようにやればできる再現性の高さとか、子犬だけじゃなくて成犬の問題行動が起きた場合のコンテンツも豊富とか、他にも色々あるんですが…

子犬に関して丁寧に解説をしてくれていて、どうしてそうなのか?どうしてそれをしないといけないのか?などを非常にわかりやすく解説してくれているので、根本を理解して子犬のしつけができるようになります。

考え方がしっかりできるので、まるで自分が犬のトレーナーになったかのように自信を持って、トレーニングをしていけます。(ちなみに、イヌバーシティを作られたしほ先生は、現役でドッグトレーナーの育成もしている方です。)

子犬だけじゃなく、成犬にも必要な知識やトレーニングですので、犬を飼っていたら手にしていただいて、イヌバーシティ流のしつけ方法を実践してみていただけると、驚くほど犬が変わっていきます。

どれくらい犬が変わることができるしつけ方法なのか、ご興味をお持ちいただけたら、下の記事をご覧いただければと思います。

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犬が散歩中に落ち着きがない場合、せっかくお散歩に行ってもそれがお散歩に行く意味でもある「運動」と「心への心地よい刺激」が得られないことがあります。

これは犬の本能を満たしてあげられないことになるので、私達が想像するよりも深刻なストレスを犬に与えることになってしまいます。

落ち着いて散歩ができていないというのは、犬が悪いのではなくて飼い主さんのしつけの進捗やしつけに対する姿勢、しつけの方法に問題があると言えます。

犬はストレスがたまっていくと、他にも多くの問題行動が起きてくるので飼い主さんを悩ませ、深刻な事態を引き起こすことが多々あります。

散歩中に落ち着きがない以外にも、家の中でも落ち着きがなくなったり、無駄に吠えるようになったり、攻撃的に威嚇したり噛んだりするようになるケースがてんこ盛りです。

そうやって飼い主さんにもストレスが増えていく状態を避けるためにも、わかりやすく解説をされていて、誰がやってもできるようになるイヌバーシティがとてもおすすめだと思っています。

効率よくしつけに関する必要な知識を得ていただいて、信頼関係を築くことを意識されているイヌバーシティのトレーニング方法を実践していただければ、スムーズにしつけを行っていくことができます。

今までは頑張ってもなかなかできなかったり、出来てもすぐにできなくなったり、気が向かないとしなかったことが、飼い主さんの指示に従い、従うことが犬の喜びにもなるなんて理想的な状況にすることができます。

とはいえ、いきなり「イヌバーシティは良い」とお勧めされても本当に必要なものなのかご判断を迷われると思います。

「イヌバーシティって良さそうだけど…うちの子に必要なのかな?」と、少しでもイヌバーシティにご興味を持っていただけたら、実際に実践した飼い主さんからいただいた感想や、実践するメリットをご紹介しているのでここをタップして先ほどの記事を、一度ご覧になっていただきたいと思います。

豆知識

落ち着きのある犬にするためには、オフの時にしっかりとリラックスさせることが効果的です。

夜など、飼い主さんがリラックスしているときに、犬に近くでフセをさせて背中をゆっくりとなでてあげると、犬も気持ちが良くてリラックスすることができます。

犬の頭や背中には「落ち着くツボ」があるので、そのあたりを意識しながら撫でてあげると良いでしょう。

犬がリラックスしているかどうかは犬の呼吸の仕方でわかります。

ゆっくりと呼吸をしているときは、気持ちがよくてリラックスしている証拠なので、どうやって撫でると呼吸がゆっくりになるのか観察しながら撫でてあげると良いでしょう。

子犬の時は社会化を意識したお散歩をする

生後5か月までの子犬と一緒にお散歩に行く場合は、落ち着かせてお散歩をすることよりも、社会化を進ませるために、ゆっくりとお散歩をすることを意識してみてください。

まだ生後5か月の段階では、基礎のしつけが十分にできていないので、リーダーウォークを教えようとしても難しい部分があります。

それに、外の世界に子犬が慣れていないことも多く、子犬にしたら初めて見るものだらけなんですね。

生後5か月までのしつけの基礎がまだ不十分な時は、子犬の社会化を進めるためにも、子犬が立ち止まったら一緒に立ち止まって子犬が納得するまで付き合う散歩をしてみてください。

初めて聞く音、初めて嗅ぐにおい、初めて見る花、初めて触った感触、たくさんの人が歩いていて、たくさんの車が走っていて、スズメやカラスなど他の動物がいて…

こういう初めての体験をしながら子犬は散歩をしています。

「これは怖いもの?」「ここは怖いところ?」「あ、なんだ怖くないや!」「あれは?怖くないかな?」「これは何のにおい?」

お散歩をしている間、私たちにとってはなんでもないものですが、子犬にとっては初めて体験することばかりですから、頭の中では色々考えたり納得したりしながらお散歩をしています。

これは子犬の社会化を進めるチャンスだと思って、じっくり付き合ってみてください。

リードでショックを与えればおとなしくはなりますが、子犬の知りたいという欲求や気持ちを抑え込んでしまいます。

ですから、生後5か月くらいまでの子犬に対するお散歩は社会化を進めることに重点を置いて、色々な経験ができるようにコースを頻繁に変えてあげましょう。

この間に、しっかりと基礎のしつけをして、リーダーウォークを教えられるよう準備を進めていってください。

子犬にとって社会化を進めることは今後の生活や成長にとても重要なことです。

重要でありとても大切なことなので、イヌバーシティでは社会化のしかたや考え方に関しては特に力を入れて解説をされています。

正しく十分な社会化を行うことは、散歩中だけではなく全ての生活で「落ち着きがない」犬に育てずに済みますので、落ち着きのある犬に育ててあげたいなら早いうちにイヌバーシティをご視聴いただきたいと思います。

お散歩に行く前にトレーニングをしてから行く

これは生後5か月を過ぎたら、基礎のしつけもだいぶできるようになったら行うことになります。

犬が散歩中に落ち着きがない場合に効果のあるしつけは、「待て」「おすわり」・リーダーウォークになります。

お散歩中に落ち着きがなくならないように必要なのはリーダーウォークですが、何らかの原因で落ち着きがなくなってしまった時は「待て」や「おすわり」のコマンドをかけることによって、犬の気持ちをこちらに向けてコントロールします。

外という犬の関心がほかに向きやすい環境でもできるように、家で短くトレーニングをしてから出かけると気持ちが飼い主さんに向きやすいです。

外という環境に慣れておくためにも、生後5か月くらいまではじっくり付き合うお散歩をしてもらいたいんですね。

あと、「強いリーダーと一緒だから安心だ」と思うことで、落ち着いてお散歩ができますので、先ほどの2つのトレーニングに加えて、ホールドスチルもおすすめです。

  • 「待て」「おすわり」
  • リーダーウォーク
  • ホールドスチル

犬が散歩中に落ち着きがないということは、犬の気持ちが飼い主さんに向いていない状態だからです。

この3つのトレーニングをして、犬の気持ちをしっかりと飼い主さんに向けてからお散歩に行くと、外の環境に犬の気持ちが振り回されることを防げるので落ち着いてお散歩をすることができます。

ただこれらは基礎的なしつけであるがゆえに、正しく教えてあげないとただの芸になってしまうこともあります。

ただの芸になってしまうと、犬の気分次第では従う時と従わないときが出てきてしまうという問題があります。

ですから余計考え方や教え方をイヌバーシティで知ってから行っていただくことがおすすめです。

イヌバーシティを実践していただくメリットは本当に多くありますので、どんなメリットがあるのかここをタップして先ほどの記事をぜひご覧ください。

あと、犬がちゃんとリーダーウォークでついてきているときには褒めることを忘れないようにしてくださいね!

興奮のスイッチが入らないようにする

犬がお散歩中に、気持ちを飼い主に向けさせておくことが大切ですが、飼い主さんも犬に気持ちを向けておく必要があります。

どんなタイミングで気持ちが離れやすいかな?とか、どんな時に興奮しやすいのかな?など、犬をしっかり観察しておいてください。

犬が興奮状態になる前には、前兆となる行動が見られることが多いです。

犬がどんなことで興奮のスイッチが入ってしまうのか?その前兆行動を見逃さずに対応することも飼い主さんの重要な役割です。

興奮のスイッチが入りやすい状況になるのを避けたり、前兆行動が見られたら「おすわり」のコマンドでお座りをさせて気持ちが落ち着く時間を取ります。

どんなにしつけができている犬でも、どうしても苦手なものはあります。

私が知っているワンコさんで、ものすごく飼い主さんとの主従関係ができているしつけが完璧な子でも、白いスーパーのビニール袋が急に飛んでくるとプチパニックを起こしてしまいます。

ビニール袋はめったに飛んできませんし、飛んでくるときは急なので避けるのも難しいですが、愛犬がどうしても苦手なものは無理に慣れさせようとはしないで避けてあげるというのも犬のためです。

散歩に行く時間はいつも変える

お散歩が大好きな子は、お散歩に行くのを楽しみにして待ち続けています。そうすると、お散歩の時間が分かるようになってくるんですね。

いつも必ず同じ時間にお散歩に行っていると、犬の体内時計が合ってくるのかその時間になるとお散歩をせがむようになります。

自分でリードをくわえて持ってきて催促されたりしたら、飼い主としてはなんて頭の良い子なんだろう!って、もう親バカ全開になるのは…正直、お気持ちはわかります(笑)

お気持ちは非常にわかるんですが、でも犬にせがまれてお散歩に行くというのは、あまりよろしくない状態なんですね。

お散歩は飼い主さんが主導で連れていかなければいけないものですが、せがまれてお散歩に行くというのは犬が主導になっていますし、この時「ひゃっほー!おっさんぽだ~~」と楽しみMAXでお散歩に向かうことになるので、興奮一歩手前状態です。

既に興奮しているかもしれません。

この状態を避けるためにも、毎回お散歩の時間は変えたほうが良いです。

落ち着きのない犬にしつけをしないで散歩をするとどうなる?

犬が落ち着きのない状態で散歩をするということは、犬にも飼い主さんにも周りの人にも危険であり良いことがありません。

でも、日本ではお散歩のしつけをしない状態で散歩をさせている飼い主さんが結構いらっしゃるんですね。

伸び縮みするリードを使って、犬が好きな方に歩いていくのを許している飼い主さんや、犬が飼い主さんをすごい勢いで引っ張って歩いていたり、リードで引っ張り合いをしながら歩いているといった光景をよく目にします。

お散歩のしつけをしないで、こういった散歩を続けていると

  • 散歩が犬の運動にならない
  • 犬が精神的にストレスがたまる
  • 犬同士で喧嘩になる恐れがある
  • 犬も飼い主も周りの人もケガをする恐れがある
  • パニックを起こしたときに脱走する恐れがある

このような危険があります。

エリちゃん

他のはなんとなくわかるんだけど、一番最初の散歩が犬の運動にならないってどういう事ですか?歩いているのは確かだし、運動はしているんじゃないですか?

わんこ先生

お散歩に行く目的というのは、心と体に刺激を与えて心地よい疲れを感じさせることです。帰ったときに「うーん疲れた~」と犬が思うためにはずーっと飼い主さんを引っ張った状態で歩いていると得られないものなんですね。

私たち人間も、良いお天気の中、好きなスポーツを存分にできたときは、体全体にとても気持ち良い疲れを感じます。

でも、やりたくないスポーツを無理やりやらされたり、ただひたすら走らせられたりすると筋肉は疲労するかもしれませんが気持ち良さは感じられませんよね(´・ω・`)

長距離走が得意とか、ひたすら走っているのが好きな人は良いですが、そうじゃない人が冬になると恒例のように体育で走らせられるやつ、嫌じゃなかったですか?

私は長距離が苦手だったので、体育でマラソンの授業だった時は、運動したというよりただぐったりした記憶があります(笑)

毎回毎回ただ筋肉を疲労させるだけのお散歩では、十分な運動の効果は得られませんし、犬に必要な運動の量もわかりにくいという問題点もあります。

行きたいところに行かせてもらえない状態で散歩をしていると、犬にとって飼い主さんって本当に邪魔な存在としか思えません。

お散歩が心と体に気持ちの良い刺激となって心地よい疲れを感じるどころか、ストレスがたまる一方になってしまうんですね。

ですから、しつけをしないでするお散歩というのは、犬にとって良い運動にもなっていませんし、ストレスはたまるし、犬も飼い主も周りも危険だし、良いことがない状態です。

犬が散歩中落ち着きがないのは、きちんとしつけで直してあげないといつまでたっても興奮しやすくリードを引っ張り人を見ると飛びつく犬のままになってしまいます。

そして犬と飼い主さんとの主従関係にも悪影響が出るということを覚えておいてください。

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犬が散歩中に落ち着きがないのはどうして?興奮する理由は?

犬が散歩中に落ち着きがない、すぐ興奮するという状態の場合、それには理由があります。

  • 睡眠不足(特に子犬の場合)
  • エネルギーが有り余っている
  • 放っておかれている時間が長い
  • 怖いものが多い
  • 嬉しくて仕方ない
  • 叱られることが多い
  • ストレスがたまっている

上記のような理由がありますが、1つ1つ詳しく見ながらその解消法もご紹介していきます。

睡眠不足(特に子犬の場合)

最近の子犬は睡眠時間が不足している子が圧倒的に多いです。

「眠かったら勝手に寝るだろうから」と思うかもしれませんが、子犬の好奇心は想像以上で気になるものが見えていたり、人が起きている気配を感じるとなかなか落ち着いて眠ることができません

結果として子犬に必要な睡眠時間が足りなくて、さらに興奮しやすくなってやんちゃに拍車がかかっている子が増えています。

解消法としては、子犬の睡眠時間と環境を見直してみてください。

ハウスはクレートにして、人の気配が少ないところに移動しましょう。

起きている時間を短くするために、コミュニケーションの取り方もあまり興奮させないようにし、接し方も考えて行ってください。

子犬の睡眠時間や接し方、クレートに関してなどもイヌバーシティで詳しく解説されているので、「うちの子は睡眠時間が少ない」とか「興奮しやすくて困っている」「やんちゃで大変」という方はぜひイヌバーシティをご覧になってください。

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エネルギーが有り余っている

エネルギーが有り余っているエネルギッシュな犬は、特に散歩中に落ち着きがない状態になります。

これは運動が足りていないことが大きな原因なので、お散歩の距離や回数を見直したり、ロングリードを使ってボール遊びをするなど心地よい運動をさせてエネルギーを消費させてあげてみてください。

エネルギーが有り余っている場合、思いっきり運動をさせてあげることで驚くほどおとなしくなることもあります。

ただ、しつけがあまりできていないという場合は、呼んでも来なかったりコントロールができない可能性があるので、ロングリードの長さや遊ばせる方法については注意が必要です。

室内での遊びでは、おもちゃを探させたり、おやつをとるために考えないといけない知育玩具を使うなどして、頭を使う遊びにするのもエネルギーの発散になります。

散歩中に落ち着きがない子犬の場合は、子犬同士で遊ばせるのが一番です。

子犬同士で遊ばせられる子犬の幼稚園とか、子犬同士で遊ばせてくれる訓練施設などでいっぱい遊ばせてあげてください。

犬の社会化にもなりますし、エネルギーも発散できるし、犬社会のルールもわかるようになるので、子犬同士で遊ばせるのは特におすすめです。

ただ、子犬の飼育経験の浅い知り合い同士の子犬だと、どれくらいまで大丈夫なのか?がわからなくて、ケガをしたりさせたりということもありえるので、信頼できる訓練士がいるところで遊ばせた方が安心です。

放っておかれている時間が長い

1人でのお留守番が長かったり、ケージに入れて放っておかれることが長いと、飼い主さんにかまってほしいという気持ちが強くなるので、ケージから出されたときに興奮しやすかったり、お散歩でも落ち着きがない状態になりやすいです。

あと、しつけのトレーニング中はいっぱい話しかけたり褒めたりしますが、それ以外の時は声をかけずに放っておくのも興奮しやすい性格を作ってしまい

放っておかれる時間が長いと、とにかくかまってほしいため、飼い主さんが反応してくれる行動をとろうとします。それがいたずらになったり、要求吠えなどの無駄吠えといった問題行動に繋がります。

これの解消法は、主従関係を自然と築けるトレーニングをして、褒めながらコミュニケーションをとるようにするとしつけも入るし良い主従関係が築けるので一石二鳥です。

そして1回のトレーニングの時間は短くして、1日に何度もすると、犬はもっとやりたいという気持ちが残ってトレーニングに集中できますし、犬は何度もしてくれるのでとても満足できます。

あと、トレーニングしていない時でも、おとなしくしていたらそれを褒めるなど、小さいことで褒めながら声をかけることで、犬の愛情欲求は満たされます。

愛情欲求が満たされた状態でいられると、犬も精神的に落ち着くことができるので興奮しにくくなり、お散歩中も飼い主さんに気持ちが向きやすくなります。

怖いものが多い

お散歩で落ち着きがない犬は、犬の社会化の時期に、十分な社会化ができなかった場合に、あらゆるものが怖いと感じる臆病な子になってしまっている可能性があります。

社会化というのは、犬に人間社会って怖くないんだよということを教えるために、色々な経験をさせてあげることですが、これが圧倒的に足りていないため、何か怖くて何が怖くないのかがわからず、みんな怖いという状態になっています。

私たちからしたらこんなの怖くないよ~ってものなので、大丈夫じゃんと思いがちですが、犬にとっては怖いのは間違いありません。

怖いものを無理に慣れさせようとすると、よけいに恐怖を覚えますしトラウマにもなりかねないので、決して無理はしないようにしてください。

そして何が苦手なものか?というのを見極めて、時間をかけてゆっくり慣らしてあげるようにしましょう。

社会化の時期に社会化を進めるのが一番ですが、その時期を過ぎてしまっても犬の社会化はできますので、諦めずに色々なものを経験させてあげるようにしましょう。

社会化が不足している子のお散歩は、ビクビクして立ち止まることも多いと思うので、社会化のためのお散歩として付き合ってあげてください。

嬉しくて仕方がない

ハイテンションなタイプの犬もいます。

こういう子は特にしっかりしつけをして主従関係を築いておかないと、飼い主さんに気持ちを向けるのを忘れてしまいがちです。

私はチョークチェーンを使うのはあまり賛成はしていないんですが、ハイテンションなタイプの子には注意を向けるために有効かもしれません。

お留守番をしていて、飼い主さんが帰ってきた時にうれしくて仕方がなくなる子もいます。

飼い主としては嬉しい反応なので、同じテンションで「ただいま~~!!」と言ってしまいがちですが、それをすると余計に興奮しやすい性格にしてしまいます。

犬がハイテンションでお散歩中落ち着きがない場合は、普段の生活から興奮させないようにしたほうが良いです。

叱られることが多い

犬がお散歩中に落ち着きがなくなるのは、普段の生活で叱られることが多いことも原因として考えられます。

犬には飼い主さんがイライラしていることを敏感に感じとれますし、しょっちゅう怒られることで臆病になったり、何でも我慢しようとしてしまいます。

トイレの失敗を叱ってしまうと、おしっこやウンチ自体をしてはいけないことだと思って我慢したり隠れてするようになってしまうんですね。
だからトイレの失敗は叱ってはいけないしつけです。

我慢をすることは体にも悪影響ですし、心もストレスを抱え続けるので自律神経のバランスを乱して、逆に攻撃的な態度になったり、落ち着きがなくなってしまいます。

上手くしつけができないときや粗相が続いたとき、大切なものが壊されてしまったときなど、どうしてもイライラしてしまうときはあるかもしれませんが、抑えつけて叱ることで好転はしていきません

犬は飼い主さんに理解してもらえない思いがたまってしまうので、お散歩中に発散してしまって落ち着きがない態度になることが考えられます。

解消法としては、イライラしても犬を叱る前に深呼吸をして、いったん冷静になるなどがありますが、子犬や犬というものを理解することで叱ることが激減する可能性が高いです。

イヌバーシティはそういうところもオススメの一つで、犬の考え方や犬への伝え方、犬の学習の仕方など、犬の行動学にも精通しているしほ先生ならではのコンテンツが豊富にあります。

犬に対して叱ることが多いという方は、しつけもうまくできるようになりますのでイヌバーシティがおすすめです。

ストレスがたまっている

犬はストレスを感じるとカーミングシグナルという仕草をします。

これは、自ら興奮を抑えようとしたり、自分を落ち着かせようとしたり、相手にもうやめてほしいと伝えるためのしぐさです。

こうやって犬もストレスを溜めたくないので、仕草で伝えているわけですが、やはりあまりストレスがたまってしまうとそれを発散しようとします。

犬が散歩中に落ち着きがないのは、家の中でたまってしまったストレスをお散歩で発散している可能性もあります。

ストレスは犬にとっても、がんの原因になったり、問題行動の引き金になったりと、とても悪影響のあるものです。

愛犬が何にストレスを感じているのか観察して、できるだけそれを取り除くようにしてみてください。

今までご紹介してきた興奮する理由というのも、言ってみればストレスがたまる原因です。

今までの理由に当てはまるものがなければ、他にどんなことでストレスを感じているのか探して、それを取り除くように頑張ってみてください。

犬が散歩中に逆に歩かない場合の原因は?

犬がお散歩中に、急に立ち止まって頑としてあるかなくなることもあります。原因として考えられるのが

  • 体調不良や痛みがある
  • 暑さで参っている
  • そのコースで怖い思いをしたことがある
  • 子犬だとなれていないゆえの怖さがある

このような原因が考えられます。

飼い主さんは、散歩中もいつも犬の様子に気を配っていなければいけませんが、例えばガラスを分で足の裏にケガをしてしまったとか、夏に暑いマンホールを踏んでやけどをしてしまったなど、あまり態度に出してくれないときがつけない可能性もあります。

歩かなくなった直前はどのような様子だったのか思い出して、ケガや急に体調が悪くなったのではないか、観察してください。

水をあげてみて、落ち着いた感じで飲んでいたとしたら体調不良は大丈夫かもしれません。

一応足の裏などを確認してみてケガではないことを確認してみたほうが良いでしょう。

犬は体温調節をしにくいので、夏のお散歩は時間帯や気温に注意していくようにしてください。高温多湿の環境だと熱中症にもなりやすいです。

苦しそうに呼吸をしていたり、ぐったりするようだったら急いで日陰に連れていき、水を浸したタオルで体を拭くなど、体を冷ますようにしてください。

犬は記憶力も良いので、前に何かで怖い思いをしたり、嫌な音を聞いたことなどを覚えています。

これから行くコースに、嫌な記憶がある場合は頑なにそのコースを嫌がることがありますので、コースを変更してみて歩くかどうかも様子を見てください。

他の犬に吠えられたのようにわかりやすいものもありますが、私達には気づかないレベルでも怖かったり嫌だったリすることもあります。

無理強いするのではなく様子を見ながら対処をするのとともに、主従関係をしっかり築けるようトレーニングを頑張ってください。「リーダーに守ってもらえる」と安心できないことも理由かもしれません。

何度かお話をしているように、子犬の場合は外自体に慣れていないので、チャレンジャーで好奇心が旺盛の子はへっちゃらですが、ちょっと臆病なタイプの子はゆっくりと慣れることができるよう配慮してあげてください。

犬が散歩中に落ち着きがないのは病気のせいかも!?

犬が散歩に限らず、室内でも落ち着きがない場合は、病気である可能性もあります。

基本的に、体調が悪いと犬はぐったりしたり食欲がなくなったりしますが、落ち着かない様子になったり攻撃的になったりするタイプの病気もあります

病気としては、「てんかん」「前庭疾患」が落ち着きがなくなる代表的な病気です。

てんかんは脳の病気で、発作が起きると急に四肢を硬直させてバタリと倒れますが、その前に落ち着きなくウロウロと歩き回ることがあります。

前庭疾患とは、平衡を保つための神経に何らかの異常が生じる病気で、同じ方向にグルグルと歩き出したりします。その他に目をきょろきょろと動かすなどの症状もありますが、前庭疾患は突然起こるので、落ち着きがない行動としてグルグル回り始めたら要注意です。

あと腹痛などの見えない痛みがあると、触られたくないので攻撃的になったり落ち着かない様子で歩き回ることがあります。

これはまだ良く分かっていない部分が多いようですし、非常にまれですが、犬でも真性の活動亢進疾患が報告されているそうです。

活動亢進疾患というのは、多動性や注意欠陥疾患(ADHD)と呼ばれる発達障害の1つです。

集中ができなかったり、極端に活発であったり、衝動的な行動をとるなどが特徴で、どうしてもADHDが疑えるという場合は獣医師に相談してみるのも一つの方法です。

ADHDかどうか診断する検査があるそうで、もしそこでADHDだと診断されると投薬治療などもあるそうです。

落ち着きがないどころじゃないくらい、本当に手が付けられないほど力強くコントロールができない状態だとしたら、獣医師に相談してみても良いかもしれません。

犬が散歩中に落ち着きがない~最後に~

最後までご覧いただいてありがとうございました。

犬は元々好奇心が旺盛なので、教えてあげないとお散歩で好きなところに行こうとしてしまうのは当たり前のことです。

好奇心が旺盛な子ほど、行きたいところがたくさんあって、散歩を楽しみにしているので落ち着きがない様子で歩き回ってしまうかもしれません。

でも、外でも飼い主と一緒に歩くことが正しいことなんだよということを、リーダーウォークをトレーニングして教えることで、犬は心と体に心地よい刺激を与えて十分に運動ができるようになります。

犬のことを考えたら、リーダーウォークで歩けている犬の方が幸せなんです。

力で制御できるからという考えはやめて、一緒に気持ち良いお散歩ができるように、まだトレーニングをしていない方はすぐにでも始めていただきたいと思います。

そして、犬のお散歩は飼い主さんのいきたい時間に行きたいコースで、飼い主さんのお散歩に犬を連れて行くという認識で行っていただいて構いません。

これから最短で正しくリーダーウォークを教えるなら。

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