エリちゃん
わんこ先生
犬が飼い主を噛む理由を知る前の基本情報とは?
犬が「噛む」という行為をすることは別に悪い行動ではありません。
犬は元々「噛みたい」という本能を持っている動物なので、いくらしつけが行き届いた犬であっても全く噛まないようにさせることは不可能ですし、何も噛ませなくすることは犬の本能を歪める行為ですので犬に大きなストレスがかかります。
それに、犬は人間のように手で探ることができない分、口を使ってそれがなんなのかを探りますから、どうしても噛む機会は多いものです。
そしてもう一つ覚えておかないといけないのが、犬は何もないのに噛むということは無く、なにかしらの原因があって噛んでいるということです。
犬は言葉で人間に対して意思表示ができないので、仕草や吠える、噛むなどで気持ちを表現しています。
その中でも噛むことは、犬の強い感情表現であって、最終手段でもあるので、基本的には犬が噛む時の状況を私達が判断して対処することが大切になってきます。
犬が飼い主を噛むなんて聞くと、犬と上下関係ができていないから犬になめられているんだ!と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、犬と上下関係を築かないといけないというのは一昔前の考え方です。
犬が「人間と築きたい」と望んでいること、または私たち飼い主が犬と築かなければいけないのは、上下関係ではなくて主従関係もしくは信頼関係です。
犬に、「主人といると守ってもらえるから安心していられる」と思われ、主人のことが大好き!と思ってもらえるような関係(正しい主従関係)を築くことが必要不可欠です。
犬が飼い主を噛む理由に関してはこの後に色々なケースを考えてご紹介していきますが、現時点で飼い主さんと愛犬の間の信頼関係は弱いことが考えられます。
この信頼関係を強くしていくには、飼い主さんの行動が必須です。何もしなければ今のままか、さらに悪化することが考えられます。
それではどうやって信頼関係を強くしていくのか?という部分ですが、
- 犬を正しく理解できる良い飼い主になる
- 信頼関係を築きやすいトレーニングをする
この2点が少しでも早く関係を良くしていくのに必要不可欠なことになります。
最初から良い飼い主というのはほとんどいません。やはり犬の習性や思考、学び方などの知識をつけて、犬のことを正しく理解できていきます。
良い飼い主さんになるためには、知るという勉強の部分も必要になってくるんですね。
またトレーニングの方法というのはたくさんありますが、どうせやるのなら信頼関係を築きやすい方法でトレーニングをしたほうが早いですし、愛犬にもストレスをかけずに済みます。
やはりしつけはネットなどで断片的に調べたものをつなぎ合わせた独学のやり方ではなく、最初から必要な知識・有効な方法・わかりやすい解説がセットになったものを選んで行っていただく方が圧倒的に早く確実です。
そして、そのセットになったしつけ方法の中でも、多くの愛犬家から高い評価を得て大人気となっているのがイヌバーシティというしつけ教材です。
しつけ教材に不信感や懐疑的な気持ちを持たれている方もいらっしゃると思います。私も今までのしつけ教材は購入して中身を見ているので、そのお気持ちは本当によくわかります。
がっかりする内容の物ばかりで、お粗末な内容のものや体罰を使っているもの、これだけ?という貧相なボリュームのもの、実際にしつけができていない犬で再現しようとしても困難なものなど、とてもじゃないけどおすすめできるようなものはありませんでした。
でも、イヌバーシティはご安心してもらって大丈夫です!
犬に対する知識も座学ということでみっちり講習してくれていますので、しつけに必要な情報が効率よく分かるようになっています。しかもこれはスマホで視聴できるので、すきま時間などで聞き流している状態で理解できるようになっています。
トレーニングも、「できていない犬」で解説をされているので、コツやポイント・力の入れ具合などが本当にわかりやすく、見てマネがしやすいように考えられて撮影されています。
イヌバーシティを実践すれば、頑張らなくても勝手に良い飼い主になることができ、愛犬と強い信頼関係を築くことができることが最大の特徴です。
飼い主を噛もうとする犬というのは、飼っている飼い主さんもストレスになりますが噛もうとしないといけない犬の方も大きな負担がかかっています。
この状態を少しでも早く改善できるように、イヌバーシティでしつけを見直してみていただきたいと思います。
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それではこれらの基本的なことを頭に置いて、まずは子犬と成犬が飼い主を噛む理由を見ていきたいと思います。
子犬が飼い主を噛む理由とは?
子犬の時期というのはだいたい2歳くらいまでですが、子犬の成長は早いので、生後6か月くらいになると人間でいう中学生くらいになりますし、生後8か月くらいは人間の高校生と同じだと考えて対処してもらうお年頃になります。
人間でも中学生や高校生は子供とはいえ大人と同じ対処が必要になる場面が多いと思います。
子犬も同じで生後6ヵ月を過ぎたあたりからは成犬が飼い主を噛む理由の方を多く参考にしてもらう必要が出てきます。
ですので、ここでの子犬というのは生後5,6ヵ月より前の月齢の子犬を指してご説明をしていきたいと思います。
子犬が飼い主を噛む理由は、主に愛情表現から噛むことが多いです。
甘噛みも、歯の抜け代わりにおける口の中の違和感を紛らわすためという理由もありますが、飼い主さんの指を甘噛みしている場合は甘えたいという気持ちが働いていることが多いです。
その他にも、おしゃぶりをしているような噛み方や、飼い主さんとの遊びでじゃれついて噛んでしまうこともありますが、気を許した人にだけする行動なのでこちらも愛情表現になります。
この噛み方の種類などはあとで詳しく解説しますが、子犬の甘噛みを本気噛みにしたり、飼い主さんがケガをしないためには「噛み」という行為は許さないほうが良いのですが、子犬の愛情を受け入れる気持ちも忘れずに持っていてもらいたいところです。
子犬が痛くない程度で噛んでいるときは特に、「噛み」だから決して許してはいけない!という姿勢ではなく、「わかっているけどお指で遊んじゃいけないんだよ」という気持ちを持って対応するようにしてもらうと子犬も気持ちを受け止めてもらえたという安心感を得ることができます。
成犬が飼い主を噛む理由とは?
成犬が飼い主を噛む理由になると、子犬が飼い主を噛む理由と違って問題が複雑になってきます。
子犬もどんどん成長してきて、生後6か月以降はだんだん警戒心が生まれてくる時期なので、見た目は子犬でも成犬と同じ理由で噛むことも考えられます。
どんな理由で飼い主さんを噛むようになるのかというと、恐怖心や興奮、葛藤や縄張り意識、守りたいという思いや本能など、多岐にわたってきます。
しかも、噛み方も痛くない噛み方ではなく、本気で噛むようになりますから飼い主さんが流血しケガをするレベルになります。
これは一刻も早く対処して噛まないようにしつけたいところですが、重要かつ問題をむずかしくさせているのが、それぞれの理由が全く違うため、それぞれの噛み方(噛む理由)に合わせて対処しないと、噛まなくなるどころか噛むことを悪化させる可能性が高いということです。
なので、噛みを撃退するために知っておくべき重要な3つのポイントについて解説していきたいと思います。
噛みを撃退!重要な3つのポイントとは?
子犬や成犬が飼い主を噛むざっとした理由をご紹介しましたが、犬の噛みを無くすためには3つのポイントをおさえておかないといけません。
- 犬との信頼関係を強化する
- 犬が噛む背景をリサーチする
- 犬が飼い主を噛まなくなる対処法を知る
一見当たり前のことを言っているのですが、「飼い主を噛む」という行為は問題の深刻度が深いといえます。
こうすれば噛まなくなる!という魔法のような方法があるわけではありませんので、地道に関係を改善していかなければいけないような状況になっています。
信頼関係を強化するというのは先ほどからご紹介していますように、根本的な部分の改善であり、他の何らかの方法を試したとしても信頼関係が築けていないとまたすぐに元に戻ってしまったり、さらに悪化させることに繋がります。
飼い主を噛むようになったのには、飼い主さんが気付けていない飼い主さんの行動が原因である場合も多く見受けられます。
やはり飼い主さんとしても正しい接し方や考え方を知っていただくことが必要不可欠になってくるでしょう。
そして正しいトレーニングを行う中で愛犬との信頼関係を深めていっていただかないと、飼い主を噛むという深刻な問題を解消することは難しくなってきます。
イヌバーシティでしたら、正しい接し方や考え方を自然と身につけていただくことができますし、正しくて効率の良いトレーニング方法を知っていただくことができます。
地道に関係を改善していかなければいけないと言いましたが、そのスピードはかなりアップすることができますので、まずは知っていただくところから始めていただければと思います。
イヌバーシティについて詳しくはここをタップして先ほどの記事をご覧ください。
噛む背景をリサーチするというのは、犬はいきなり飼い主さんを噛むようになってしまうケースもあれば、最終手段として噛むようになるケースもあります。
まず、噛みを撃退するためにはその原因となっている犬の理由を取り除いてあげなくては対処ができません。
あなたの愛犬がどうして飼い主であるあなたを噛むようになったのか?を知るために、犬が飼い主を噛むタイミングや噛む背景を知ることが重要になります。
犬が飼い主を噛むようになる理由はいきなり噛むようになるケースもあるんですが多くの場合は最初から噛むという最終手段に出ているわけではなく、段階を踏んでいます。
犬が飼い主を噛むようになる3つのパターンを見てください。
これは犬にとって怖い物、苦手なこと、嫌なことなどがあり、ボディランゲージやカーミングシグナル、吠えることなどで犬なりに表現をしています。
でも、飼い主さんがそれを全く理解してくれないため、最終手段として噛むしかなくなってしまう「窮鼠猫を噛む」と言えるパターンです。
犬は飼い主さんに正しい行動を教えてもらわないと、自分の経験からどんどん学習をしてしまいます。その学習のしかたが人間の考え方と違うというか斜め上な学習をしていることが多々あります。
例えば犬をただ撫でていただけなのに噛まれたらびっくりして撫でるのをやめます。でもその時、犬は撫でられるのが嫌なので「やめて」と歯を使ったら撫でられなくなったからこうすればよかったんだ!という学習をしたパターンです。
これはことわざで言うと「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」のようなイメージですが、例えば誰かに棒でたたかれたことがあるとします。すると叩いた人だけじゃなくて叩かれた棒に対しても嫌悪感を感じてそれが強化され学習してしまうことがあります。
こうなると叩いたことがない人がその棒を拾うなど、掴む行為をするだけで棒と叩いたことがない人に対して攻撃の対象としてしまうパターンです。
犬が飼い主を噛むようになる理由として3つのパターンを見てもらいましたが、パターン1に関してはいきなり飼い主さんを噛むようになったわけじゃないのがわかると思います。
嫌だ怖い!やめてほしい!という何らかのメッセージを犬は出しているはずです。
ただ、パターン2になると、犬と人間の間に考え方の違いによる差というものが出てきています。
犬にとっては伝えたよ?という言い分ですし、人間はただ撫でてあげていただけなのに!と思うので、いきなり噛まれたと感じてしまうんじゃないでしょうか。
もっと厄介なのがパターン3で、飼い主さんには関係のない嫌悪の対象の「棒」をつかんだだけですから、犬にいきなり噛まれたと思うでしょう。
あと、パターンの1~3にも当てはまらない病気によるものや本能からくるものといった、本当に飼い主さんには関係ない理由でいきなり噛むこともあります。
このように、犬が飼い主を噛む理由というのは、一見しただけじゃわからない部分もあり、正しい対処をするためにも一見当たり前のことのようですが、噛む背景をリサーチしてその理由に対する正しい対処法を行うということがとても重要になります。
エリちゃん
わんこ先生
犬が飼い主を噛む理由の見極め方
愛犬が飼い主であるあなたに噛むには、愛犬なりの理由があることが分かりました。
そこで、その「噛み」が出たときのことを思い出して5つの項目に分けて書き出してみましょう。
- いつ
- どこで
- 誰に
- どんな時
- 噛む前後の様子
この5つの項目について、できるだけ気付いたことや詳細を思い出して愛犬のカルテを作るイメージで書き出してみてください。
- 遊んでいるとき?
- ご飯を食べている時?
- お手入れをしているとき?
- 時間は決まってる?など
噛まれたときの状況をはっきりさせます。どんな状況で噛まれるのか?毎回同じことをすると噛まれるのか?などがわかると、噛むシチュエーションが推理できます。
- 部屋の中で?
- お散歩中?
- 車の中?
- 他の人の家?など
どこで噛まれたのか、噛まれたときの環境を確認します。環境を知ることでどんな心理で噛むのかを考えたり、噛む原因の一つが探れます。
- 飼い主さんにだけ噛む?
- 家族にも噛む?
- 来客者にも噛む?
- 決まった人だけを噛む?など
誰を噛むのか対象者を理解することで、噛む対象を絞り込むのに重要な手がかりとなります。感情なのか本能なのかといった推理にも必要になります。
- 撫でているとき?
- 近づいたとき?
- 犬がじっと立ち止まっていた後?
- 目を合わせた後?など
さらに具体的に何をしていた時なのかをできるだけ詳細に思い出してください。犬が噛む理由は1つではなく複合しているかもしれないので、多くの手がかりが必要です。
- 表情は硬い?
- 威嚇行動はあった?
- しっぽの位置は?
- 耳の位置は?など
犬が表しているボディランゲージを確認します。しっぽの位置が後ろ足近くにあったか?耳を後ろに倒していなかったか?などで犬の気持ちを読み取ります。
犬が飼い主を噛む理由を作っているのは飼い主さんかも?!
犬と人間の考え方には大きな違いがあります。そもそも犬の学習方法というのが、知らなければ人間にとっては未知の物とも言えます。
しかも、現在は室内で犬飼うことが主流であり、推奨される飼い方なので犬と人間の距離が近く、家族として迎え入れる飼い主さんがほとんどです。
とても素晴らしいことなんですが、犬と人間の距離が近いだけに、どうしても人間は無意識の中で犬を擬人化してしまう傾向が強いです。
人間目線で、人間の考え方で、犬も同じように思っているだろうとか、犬はこう思っているんだろうと推察してしまうんですね。
人間を叱るイメージで、犬を叱ったり、小言を言ったり、なんでいうことが聞けないの!と怒ってしまうこともあるでしょう。
「家族なんだから主従の関係なんて言い方ヒドイ!」とか、小型犬を飼っている場合など、「小さいんだから力で負けないし、自由にのびのび育てたい」と考える飼い主さんも少なくありません。
本当にお気持ちはわかります。
家族として大切に接してきた愛犬ですから、家族に対する気持ちで愛犬の気持ちを想像するのは当たり前とも言えます。
でも、もし現在あなたの愛犬が飼い主に噛むという行動をしているのならば、愛犬に少なくないストレスがかかっていることは間違いありません。
これから「こんな行動はしませんでしたか?」という具体例などを踏まえて飼い主さんとしての行動を見ていきますが、その前に抱かれてしまっているかもしれない誤解を解いておきたいと思います。
犬が飼い主を噛むという状況は、多くの場合
- 犬社会のルールを飼い主さんが無視している
- 間違えたしつけのし方をしている
- 犬の行動を飼い主として気付けていない
この3つが原因であるパターンが非常に多いです。
私もサイトに寄せられるご相談で、「かわいがってきた犬に急に噛みつかれて精神的なショックが激しい」とか「愛情いっぱいで世話をしてきたのになんで噛んでくるのかわからない」とか、「飼い主を噛むということは私のことが嫌いなんでしょうか…」とか、とても悲痛なご相談が多いです。
悲しみいっぱいの飼主さんのことを考えても胸が痛みますが、飼い主さんに理解されずに一生懸命「噛む」という行為でストレスにまみれながら表現をするしかない状況にいるワンコさん達を考えても胸が痛みます。
犬が飼い主を噛む行為をやめさせるには、犬に対する正しい知識を持つことと、噛む犬に対して正しいトレーニングをすることが必須だということをご理解いただけると思います。
できるだけ早く、飼い主さんのストレスも愛犬のストレスも取り除くために、イヌバーシティがどれほどお役に立てるか、まだご覧いただいていなければここをタップして先ほどの記事をご確認いただきたいと思います。
話を戻して、犬が噛む理由を作ってしまっている飼い主さんの行動についてですが、先ほどの内容を見ていく前にもう一つだけ理解しておいてもらいたいことがあります。
それは、犬は人間が考えている以上に恐怖を感じやすくてトラウマになりやすい動物だということです。
これは脳の構造や脳波をとるなどの研究からわかったことで、脳の前頭葉という部分で、感じた恐怖を緩和させる働きをしているんだそうです。
恐怖というのは、感情を壊しかねない強い衝撃なので、前頭葉で緩和させてから脳で整理をしてショックを緩めているんですね。
でも犬は脳の構造を見ても、前頭葉の割合が非常に少ないので、恐怖を緩和させる働きが弱く大きなショックがダイレクトに脳へ伝わっています。
さらに、同じショックを受けた人でもPTSDになる人とならない人がいるそうですが、PTSDになる人は脳内の視覚分野の働きが活発でPTSDにならない人は言語分野の働きが活発なんだそうです。
脳内で論理的な思考をすることでショックをやわらげていることが考えられるとのことですが、言語を持たない犬は人間で言えばPTSDになりやすいといえます。
ですから、犬は強い恐怖を感じてしまい、その恐怖でトラウマになりやすいと考えられるそうです。
人間から見たらなんでもないことでも犬が恐怖を感じているという事実を忘れないでおきたいですね。
犬社会のルールを飼い主さんが無視している
犬たちの社会にはルールがあります。
例えば、「自分で発見してくわえた物はその犬の物」というのが犬社会のルールです。
ですから、犬は一度くわえた物は自分の所有物と考えているので、それを飼い主さんが無理矢理取り上げようとすると犬は激しく抵抗します。
取り上げられることに犬は納得していないんですね。
それが何度も続けば、犬はくわえているものを守ろうとして飼い主さんに噛むようになります。
また、犬社会では目を合わせてそらさないことは相手を敵だと認識する行為になりますので、目を合わせた状態で犬を叱ったりすると、犬は攻撃をされるかもしれないと思って噛むことがあります。
さらに目を合わせながら正面から近づくと、犬としたら敵が近づいてくると思ってしまうので臨戦態勢になり、攻撃的に噛むようになってもおかしくありません。
このように、犬社会のルールを飼い主さんが無視をしてしまうと、犬が飼い主を噛むようになる恐れがあります。
間違えたしつけのし方をしている
犬のしつけは上下関係を教えることだと思っている飼い主さんがいらっしゃいます。
犬が飼い主を噛んだとき、
- マズルとギュッとつかむ
- 犬をひっくり返して力で抑えつける
このように、飼い主の方が力が強いから上なんだ!と教えることが正しいと思っていると、(犬なりの理由があって)飼い主を噛んだ時点で犬は興奮しているのに、さらに抑えつけられることで興奮を助長してしまうことがあります。
もしくは、飼い主さんに対して恐怖を覚えるかもしれません。
本来は、安心して信頼できる存在でいないといけない飼い主さんが、信頼できない恐怖の対象になってしまうと信頼関係が壊れてしまいます。
さらに、犬がしてほしくないことをしたとき罰を与えたり、犬が理解できない強いリードショック(リードを強く引っ張って犬の注意を向けること)を繰り返していると、やはり飼い主さんに対して信頼できない状態になります。
飼い主さんを信頼できないと、犬は人間社会で生活しにくくなりストレスがたまっていくので、それが攻撃行動の噛むという行為に繋がることが多いです。
あと、犬のしつけというのは犬を我慢させることだと勘違いしている方もいらっしゃいます。
犬のトレーニングに「待て」がありますが、確かにこれは犬に我慢することを教えるトレーニングです。
でも、主従関係が築けている犬の場合は、我慢をするのも飼い主さんが喜んでくれることなので喜んで我慢ができるんですね。
そうではなくて、ただ犬に我慢をさせること、いうことを聞かせることがしつけだと勘違いをしていると、これもまた犬と信頼関係が築けずに、多大なストレスを犬に与えることになります。
本来、飼い主さんとしては犬に不必要な我慢をさせないように気をつけてあげて、犬が暮らしやすくサポートをしてあげる存在であることが望ましいです。
犬のお手入れの時も、無理矢理力で抑えつけて苦手な部分を触ってお手入れをするんじゃなくて、時間をかけて徐々に慣らしてあげて、触られることが嫌ではなくなるようにしてあげる必要があります。
飼い主さんの考え方が根本的な部分で違ってしまっていると、犬はストレスや飼い主さん自体から自分を守りたいと考えるため、攻撃的に噛む行動に出やすいです。
現在愛犬に合っていないと思われるしつけのやり方を一度おやめいただき、イヌバーシティの方法でしつけを試してみてください。
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犬の行動を飼い主として気付けていない
犬は人間が思っている以上に恐怖を感じやすいというお話をさせてもらいました。
でも、時に人間は犬のしぐさや行動、表情が面白いからと言って悪ふざけをしてしまうことがあります。
- 嫌がることを続ける
- 怖がっているものを近づける
ただ冗談のつもりでやっているかもしれませんが、犬にとっては人間の想像以上に過酷な思いをしているかもしれません。
悪ふざけではなくても、驚かせる・興奮させる・怖いと思うことを無意識にやってしまっていることもあります。
- 急に体を触る
- 大きめの音でテレビを見る
- イライラして八つ当たりをする
- 縄張りを広くしてしまっている
犬は撫でられることが好きな動物ではありますが、それでも予期できないときに急に体を触られると驚いてしまいます。
また、犬は大きな音に驚いたり苦手だということはわかっているけど、テレビの音などは気にもしていないと思います。
人間の4倍の聴覚を持っている犬にとって、人間でも大きめなテレビの音はかなりの騒音状態ですが、私たちはそれに気付いていません。
また、ついイライラしてしまった時に、ドアをバンッと閉めてしまったり、何かを蹴飛ばしたりという音にも驚きますが、人間のイライラしたエネルギーに触れた犬は興奮します。
人間同士がケンカをして言い合っているときに、犬が二人の間に体を入れてくることがありますが、あれは落ち着いて!興奮しないで!と訴えながら自分のことも落ち着かせる意味のカーミングシグナルです。
最後の縄張りを広くしてしまっているというのは、犬が落ち着いていられるハウスがない状態で室内フリーにしてしまうと、フリーのエリアがすべて犬の縄張りになってしまいます。
犬が縄張りはハウスだからハウスを守ればいいという状態であればよいのですが、フリーのエリアがすべて縄張りだと思ってしまうと、広い範囲を守らなければいけないので犬は気が落ち着けない状態でずっと緊張していないといけません。
こういった知らずにやっていた、無意識でやっていたことによって、犬に噛む理由を作ってしまっているかもしれません。
さらに、私たち飼い主は犬を擬人化したり人間の思い込みなどで犬のメッセージを受け取れていないことがあります。
- 夜は飼い主のベッドで一緒に寝たいだろう
- 近寄ってきたら撫でてほしいと思っているんだろう
- お留守番など暇だろうから外を見たら楽しいだろう
- 抱っこをされたら嬉しいだろう など
これらは全て、喜ぶ犬もいますが嫌がる犬もいます。
私たちの思い込みで良かれと思ってやってあげていることが、犬にとっては嫌なことである可能性があることも知っておきたいところです。
例えば、一回一緒にベッドで寝てみたけど朝起きたら犬が別のところで寝ていたならば、それは一緒に寝ることがあまり好きではないかもしれないと考えてあげたほうが良いです。
近寄ってきた時に撫でたら体を固くしたように感じたら、近くに来たのは撫でられたいわけではないんだなと受け止めてあげる。
外を見て吠えたら、外まで縄張りとして意識しているのかもしれないからカーテンを閉めてあげる。
抱っこをされたときに少し唸ったら抱っこをしないですぐに降ろすなど、犬が出す小さなメッセージに気付いて人間の思い込みだけで行動をしないというのも噛む理由を作らないために大切なことです。
エリちゃん
わんこ先生
それでは次に犬の噛む種類別にどんな意味で噛んでいるのか理解をしていきましょう!
犬が飼い主を噛む種類とその理由は?
犬が飼い主を噛むときは噛み方や犬の気持ち・本能などによって数種類に分けることができます。
- 愛情表現による噛み
- 生活でよくある噛み
- 攻撃意識の高い噛み
- 守りたい意識の高い噛み
- 本能レベルからくる噛み
犬の噛みの種類は、この5つに加えて野生本能からくる捕食性攻撃行動というのと、犬同士で起こる同種間攻撃行動というものがあります。
今回は飼い主に噛む理由なので、この2つの解説は省略させていただきます。
愛情表現による噛み
<甘え噛み>
子犬に多く、甘噛みも甘え噛みの1つですが、他にも飼い主の指をなめたり軽く噛んだりとおしゃぶりをして遊んでいるような噛み方をすることがあります。
他にも前歯だけを使って毛繕いをしているかのように軽く噛むのも親愛の行動になります。
<遊びによる噛み>
じゃれ噛みとも呼ばれていて、活発な子犬や若い成犬に多く見られプロレスごっこのつもりで遊びながら噛んでしまいます。
これも気を許した人にだけする行動なので愛情表現による噛みにはなりますが、じゃれ噛みは加減をしないで噛むこともあるのでケガをすることもある注意したい噛みになります。
生活でよくある噛み
<恐怖からくる噛み 恐怖性/防御性攻撃行動>
追い込まれ噛みとも呼べる怖いものから身を守りたいと強く感じたときに噛んでしまう行動です。
噛む前には体をかがめたり、尾を後ろ足の間に巻き込んだり、耳が後ろに倒れたり、物陰に隠れようとする・逃げようとするといった前兆の行動が見られることがあります。
相手がどこかに行ってくれればよいので、必死に威嚇をすることが多いです。
<興奮からくる噛み 興奮性攻撃行動>
- 好きなことに夢中になり過ぎて勢い余って噛んでしまう「うっかり噛み」
- 何かに集中しているときに、急に気配を感じて驚いて噛んでしまう「びっくり噛み」
- 攻撃したい対象物に手が届かないときに近くにいる飼い主に攻撃する「八つ当たり噛み」
この3つが主に興奮した時に噛む行動をするものです。
うっかり噛みやびっくり噛みは悪意はあまりなく、なんとなくわかる噛む行動ですが、犬も八つ当たりで噛むんですね。
確かに、今のやつあたりだよね?と感じることはありましたが(笑)
<葛藤からくる噛み 葛藤性攻撃行動>
この種類の噛みが一番多い噛み方になります。
飼い主やその家族に対して起こる噛みで、犬がしたいことや望むことがあるのにできないという葛藤から噛むという行動をとります。
- 犬の欲求が満たされない生活からくるストレスがたまった「ストレス噛み」
- 犬がされたら不快だと感じることをしたときに抵抗して噛む「抵抗噛み」
- 自分の要求が通った経験がある場合に噛んで要求をする「要求噛み」
この3つが葛藤からくる噛みの種類です。
この3つは飼い主だけじゃなく、家族の中の特定の誰かに対してだけ噛む場合もあります。
例えば、犬を叱ってばかりいる人や逆に要求を受け入れてばかりいる人など、特定の相手に対してだけ噛むことが出てきます。
攻撃意識の高い噛み
テリトリーや自分の所有物を守るために攻撃して噛んでくるので、攻撃意識が高く噛まれるとケガをする可能性も高い噛み方です。
<縄張り意識からくる噛み 縄張り性攻撃行動>
去勢をしていないオス犬に多く犬が縄張りだと認識しているエリアに見知らぬ人や犬が入ってくると攻撃して噛む行動をします。
縄張り意識は性成熟を迎える生後6か月くらいから芽生え始め、最初は「吠える」ことで追い払おうとしますが、それでも追い払えないとか、一度噛んだらすぐに追い払えたなどの体験があると噛むようになります。
<大切なものを守る噛み 所有性攻撃行動>
犬が自分の物だと認識しているもの・大切な物を取られると思った時に噛んで相手を追い払い自分の大切なものを守ろうとします。
犬が自分の所有物だと感じやすいものは、おもちゃ・飼い主さんの衣類・寝床にしているベッド・紙くずやティッシュなどがあります。
また食物に関するものに対しても所有性攻撃行動が見られます。
ご飯を食べている時に近づいたり、食器に触ろうとしたときに、ご飯をとられると思い守ろうとして威嚇をしたり、犬が許容できないほど近くに来たときに噛む行動を起こします。
守りたい意識の高い噛み
<痛みからくる噛み 疼痛性攻撃行動>
病気やケガで体に痛みがあるときに、体に障られることを避けるために噛みます。
スキンシップ中やお手入れで体を触っているときに急に噛んできた場合などはどこか体に痛みがある可能性を疑ってください。
外傷だけでなく、皮膚病や関節炎、脱臼や関節痛などすぐにわからない痛みもありますし、病気による腹痛なども考えられます。
発熱や下痢、食欲の低下や飲み水の量などを確認して少しでも異常がある場合は動物病院を受診してください。
本能レベルからくる噛み
<発情期による噛み 発情性攻撃行動>
メスの場合、性成熟を迎える生後6か月くらいから見られることがあり、発情後の妊娠中や偽妊娠中、哺乳中に子犬と認識している物(偽妊娠の場合はぬいぐるみなど)に脅威があると感じた場合に噛んで攻撃し守ろうとします。
これはホルモンの変化によるものなので、発情休止期になると自然と落ち着きます。
メスだけじゃなく、オスも発情によるホルモンバランスの乱れからイライラして攻撃的な行動が増えます。
<病気による噛み 特発性攻撃行動>
噛む病気になってしまった場合、急に噛むことがあります。
これは、スプリンガー・レイジ・シンドローム(突発性激怒症候群)という病気で、てんかんの一種・パニック障害・脳の機能障害と考えられていて、遺伝の可能性も指摘されています。
まだ謎の多い病気ですが、特に噛むことに理由は無く、噛んだ後に「やっちゃった!」という表情をすることもあります。
スプリンガー・レイジ・シンドロームになる可能性のある犬種が報告されています。
- イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
- コッカー・スパニエル
- ゴールデン・レトリーバー
- ラブラドール・レトリーバー
- ジャーマン・シェパード
- ベルギアン・シェパード(マリノア)
- ドーベルマン
- ニューファンドランド
- ピットブル
- 雑種
この病気は稀ではありますが、どうしても噛む理由に心当たりがない場合は、犬が噛むときのカルテを作って獣医師に相談してみてください。
犬が飼い主を噛むことをやめさせる対処法のポイント
犬が飼い主を噛むには色々な理由がありました。
また、飼い主さんが知らずに無意識でやってしまっていた行動によって犬が噛むという行動をしている可能性もありましたね。
犬が噛むということは、痛い・ケガをするということも重大ですが、飼い主さんが精神的にショックを受ける点も見逃せないつらいところです。
さらに、人に対して噛んで攻撃をしている犬は、飼い主さん以外の人にも噛む可能性が考えられます。
お散歩中の通行人や、他の犬をお散歩している飼い主さん、家に来た宅配人などに噛んでケガをさせた場合、咬傷事件として保健所に届けなければならなくなります。
さらに相手には、かかった医療費や交通費・仕事を休んだ分の保障のほか、怖い思いをしたという慰謝料の請求をされる場合もあります。
犬の噛むという攻撃行動は、飼い主さんだけに対する問題だと考えずになるべく早くやめさせるようにしていきましょう。
そこで、犬が飼い主を噛むことをやめさせる対処法について見ていきます。ポイントは以下の5つです。
- 主従関係を作るトレーニングを徹底させる
- 噛む原因となることを避ける
- 病院で相談する
- 落ち着いてくつろげるハウスを用意する
- 噛まれたときに冷静でいられるよう心がける
主従関係を作るトレーニングを徹底させる
主従関係を築くトレーニングを徹底して行うことで、愛犬から信頼のできる飼い主だと思ってもらうことができます。
主人の指示に従っていれば安心して生活できるようになるため、無駄に恐怖を感じることも少なくなり、飼い主さんへの警戒心や恐怖心などもなくしていくことができます。
イヌバーシティを視聴していただければ、さらに飼い主さんも正しく犬に対して接することができ、犬に対する知識も多くなるため愛情を伝えることもできるようになりますし、愛犬をコントロールすることができるようになります。
また実際に噛む犬へのトレーニングについても充実した解説があるため、犬が飼い主を噛む対処を正しくかつ最短時間でしてもらうこともできます。
愛犬から強い信頼を得られれば、葛藤からくる噛みも、大切なものを守る噛みもなくしていくことができますし、恐怖からくる噛みも興奮からくる噛みもコントロールしていけるようになります。
今現在、噛む犬にお困りになっているのなら、早めにイヌバーシティで正しい対処法を実践していってもらいたいと思います。
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噛む原因となることを避ける
最初に作っていただいた犬のカルテから、犬が噛む原因となることがある程度わかったり予想がついてきていると思うので、できるだけその状況にならないように原因を避けることも重要な対処法です。
特に恐怖からくる噛みの場合、慣らせるものであればその恐怖の対象について時間をかけて慣らすことも大切ですが、中には慣らすことができないものもあります。
そういう場合は、犬が恐怖を感じないようにフォローをしてあげるのも飼い主さんとして大切なことです。
犬の中には恐怖を感じ過ぎて、震えや呼吸が荒くなる、失禁をしてしまうといった交感神経を極度に刺激した症状が出ることもあります。
そんな時は、飼い主さんが焦って抱き上げようとすると余計にパニックになることがあるので、どっしりとかまえて冷静に恐怖の対象と犬の間に体を入れて、さえぎってあげながら離れていくという対処をしてください。
病院で相談する
痛みからくる噛みについては病気やケガの恐れがあるので、病院で相談をしましょう。
その他にも、縄張り意識が強い場合や発情による噛みについては、去勢や避妊について考えたほうが良いのでやはり動物病院で獣医師と相談してみてください。
特にオスの場合は、発情期という時期は無く、発情しているメスのフェロモンのにおいを嗅ぐたびに発情してしまいます。
しかも、メスのフェロモンは2キロ圏内に有効とのことなので、近所にメス犬を飼っているうちが複数ある場合は、高い頻度で発情をする可能性もあります。
発情中のオスはホルモンのせいでイライラするということもありますが、交配をしたいという本能が満たされない状態なのでかなりのストレスがたまります。
避妊も去勢も一度手術をしてしまうと元には戻せないので、飼い主さんが十分納得できるまで病院で相談してもらうと良いと思います。
あと、先ほどご紹介したスプリンガー・レイジ・シンドローム(突発性激怒症候群)になる可能性のある犬種であって、どうしても噛む理由がわからないという場合も判断などが難しいと思うので病院で一度相談してみるのも一つの方法です。
スプリンガー・レイジ・シンドローム(突発性激怒症候群)だと診断されると、てんかん薬を処方されることもありますが、薬を使って治療するかどうかについても獣医師と相談したほうが良いです。
トリガーとなることはその犬次第ですが、薬を使った治療ではなく、犬をよく観察して怒りだして噛む前に自衛する方法で対処している飼い主さんもいらっしゃいます。
そういったことも合わせて病院で相談してみてください。
落ち着いてくつろげるハウスを用意する
縄張りからくる噛みを防ぐには、守らなければいけない縄張りを狭くしてあげることが有効です。
それには犬がいつでも安心して落ち着けるハウスを用意してあげると良いでしょう。その場合、ただ犬のベッドを使うとか、ケージを使うよりもクレートのような周りが完全に囲われているものをハウスにしたほうが安心できます。
室内フリーの状態で良いのですが、ハウスをクレートにした場合はいつでも入れるようにドアを開けて置いておくようにします。
今までフリーだった子に、急にクレートを見せてはいりなさいと言っても犬も抵抗があるので、クレートトレーニングをして安心できる場所だということを教えていってください。※イヌバーシティにはクレートトレーニングの方法もバッチリです
噛まれたときに冷静でいられるよう心がける
噛まれたら痛いですし驚いてしまうのが普通ですので少し難しいかもしれませんが、噛まれたときに悲鳴のような高い声を出してしまうと、「強い反応を得られた」と犬が勘違いしてしまう恐れがあります。
また、叱る・逃げる・急に大きなしぐさをする(手を大きく振り回すなど)というのは全てNG行動です。
特に噛まれた瞬間に手を引っ込めようとすると、犬は余計に離さないように強く噛んできますのでケガが重症化してしまうかもしれません。
噛まれてしまった時は、できるだけ冷静になるように気持ちを静めて「ダメ」を伝えている言葉をできるだけ低い声ではっきりと言い、現在犬がやっている噛むという行動はしてはいけないことを伝えるように頑張ってください。
とはいえ、犬に噛まれていたいのに冷静にできるか?と言ったらその痛み次第ですが難しいことだと思います。
最低限の対処だけでも良いので、犬に噛まれたときは
- 手を引っ込めない
- 高い声を出さない
この2点だけは守るように心にとどめておいてください。
犬が飼い主を噛む理由~最後に
最後までお読みいただいて本当にありがとうございました。
人間と犬の考え方の違いや、知らずにとってしまっていた行動、またしつけのし方が違っていたなど、犬が飼い主を噛む理由は多岐にわたりました。
大切なのは、あなたの愛犬がどのような種類の噛みなのかを正確に飼い主さんが把握することです。
そんなに痛くない噛みに対しては無視をしたほうが良いと言っているサイトもありますが、それも難しいところです。
というのも、軽く噛んだら無視されたけど力を入れて噛んだら成功したという体験をさせてしまう危険が高いからです。
噛むことをやめさせる対処も大切ですが、一日一回は引っ張りっこ遊びなどでしっかり犬と遊んであげて、遊びの中で噛みたい欲求を発散させることも必要です。
犬は理由があって噛んでいます。その理由にあたるものは、犬にとって大きなストレスになっているかもしれません。
犬の噛みやめさせることばかりに目を向けるよりも、飼い主さんと犬が正しい関係になっているのかを見直すことが意外と近道かもしれません。
愛犬にも飼い主さんにもかかってしまっている大きなストレスを取り除くためにも、イヌバーシティで正しい関係を築けるように見直してみることも考えてもらえると嬉しいです。
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