エリちゃん
わんこ先生
犬がご飯を食べないときにする5つの対策とは?
子犬の反抗期については後ほどご紹介していきますが、反抗期であってもなくても愛犬が急にご飯を食べなくなるととても心配になると思います。
「犬がご飯を食べない問題」は多くの飼主さんが経験をしていることです。
理由や原因は色々あるのですが、愛犬が急にご飯を食べないとなったときにする5つのことがあります。
- 病気を疑う
- 反抗期を疑う
- ストレスを疑う
- フードを見直す
- 運動量を見直す
この5つの中に、犬がご飯を食べない理由が隠されていますので上から順番に確認していきましょう。
犬がご飯を食べないのは病気だから?
病気による体調不良になると、多くの場合食欲不振が起こるのでご飯を食べなくなります。
犬は通常子犬だと1日に3~5回、成犬の場合は1日2回の食事にしていることがほとんどだと思いますが、丸2日ご飯を食べないときは動物病院で見てもらうことをおすすめします。
特に小型犬の子犬の場合は、ご飯を食べないと低血糖症になってしまうおそれがあります。
低血糖症とは?
体を動かすエネルギー源となっているのが食事に含まれている「ぶどう糖」です。
このぶどう糖が減ってしまうと、体を正常に働かせる機能を維持できなくなります。
ぶどう糖は肝臓でグリコーゲンという物質に変えられて蓄えられていますが、空腹になるとグリコーゲンをぶどう糖に戻して体の機能を維持しています。
だから、通常成犬だと2~3日食べなかったとしても蓄えられているグリコーゲンをぶどう糖にできるので大丈夫なんですね。
子犬の場合は肝臓の機能も未熟なため、空腹時間が続くとすぐにぶどう糖が足りなくなってしまうので低血糖症になりやすいです。
ぶどう糖は脳の働きにも必要な栄養のため、長く低血糖の状態にあると脳にダメージを与えたり、死に至る場合もあります。
- ぐったりしている(眠っている時間が長い)
- 体を触ると温かさが無い
- 呼びかけに反応しない
- 痙攣をおこす
上記のような症状が見られたら低血糖症が疑えるため、一刻も早く病院に連れていってください。
子犬が反抗期のためにご飯を食べないのか正確に判断するためにも、まずは病気じゃないか?というところを疑っていただきたいと思います。
具体的な病気に関しては、ご飯を食べないのは反抗期やストレス、フードや運動量について見た後にも詳しく解説しています。
犬がご飯を食べないのは反抗期のせい?そもそも反抗期とは?
犬がご飯を食べない原因の一つに犬の反抗期によるものというのがあります。
人間と同じように「反抗期」という呼び方をされることも多いですが、本来は犬に反抗期という時期はありません。
犬が落ち着く時期を早める方法の記事で詳しくご紹介していますが、子犬とされる2歳(大型犬だと3歳)の間に、犬はいろいろな時期があります。
子犬の幼少期である生後12~16週になると、「順位付け期」という時期があります。
そしてこの後、8か月くらいまでが犬の青春期と言われる時期で、独立心が出てくる時期になります。
子犬としては普通に成長する過程で過ぎていく時期になりますが、警戒心や独立心が芽生え始める6~8か月くらい時期を反抗期と呼んでいる人が多いんですね。
今回はわかりやすいように反抗期という言葉を使いますが…
このような時期や性成熟、精神的な発達で考えるとちょうど6~8か月の子犬は人間で言う中学生から高校生に当てはめることができます。
今話題となっている、色々なしつけをしてみたけどうまくできなかった人がとても再現性が高いと大評判のしつけ術であるイヌバーシティを作られた「しほ先生」も犬には反抗期はありませんとおっしゃっています。
どうして反抗期だと言われてしまうのかというと、確かに甘噛みから強めに噛むようになったり、吠えるようになったり、できていたはずのトイレでしなくなり粗相をするようになるなどの問題行動の初期状態になりやすく、飼い主の態度次第ではエスカレートしていくので子犬が反抗しているように見えるからだと思います。
でも、これは必要な時期に必要なしつけをきちんとしておくと、この時点で既に飼い主をリーダーだと認識し始めますし、飼い主としてもしつけのしかたや態度が一貫できているので子犬に対して正しく接することができます。
実は、そうできていると子犬は逆に安心していられるために、スムーズに問題行動と言われるものを起こさずに過ごしていけるんですね。
犬が反抗期にご飯を食べないのは、反抗期の時期にまだ強くて安心していられるリーダーだと飼い主さんを認識できていないために起こることが考えられます。
実際、よく使われる「主従関係を築く」というのは漠然としていてわかりにくいと思います。
よく、「犬になめられていると主従と認識できないから厳しく接しなさい!」という「上下関係」を主従関係と思っている人もいますが、それでは適切な主従関係は築けませんし、犬にストレスを与えるだけにもなりかねません。
本来、正しい主従関係というのは信頼関係を築くという言葉に置き換えてもらうとしっくりくると思います。
犬が主人である飼い主さんを安心して頼っていることができ、飼い主さんのことが大好きで、安全安心な生活ができているからこそ、飼い主さんの指示に喜んで従いたいと思っている状態を正しい主従関係といいます。
愛犬と信頼関係を築くことで、子犬は反抗することも少なくなりますし、反抗期だからご飯を食べないという可能性も低くなります。
イヌバーシティでは、言われた順番に犬と楽しみながらトレーニングしていたら自然と正しい主従関係が築けていたという状態になれますので、犬との関係に少しでも不安があったら早めにイヌバーシティを手にしてもらいたいと思います。
分割にすると1日30円以下というコスパの良さですし、今までのしつけ教材にない豊富なボリュームなので、これ1つあればもう一生犬のしつけに困ることはありません。
反抗期でご飯を食べなくなっている子犬に対しても、正しい方法でトレーニングをすることや、飼い主として犬という動物を知るという努力は必要です。
子犬のしつけについては正しい方法を知って実践していくことが、結果的に一番近道でお悩みを解消することに繋がりますので、ぜひ回り道だと思わずに正しいしつけを実践していただきたいと思います。
正しいしつけを実践しないで子犬を育てられていたら、必ず今後もっと大きなお悩みにぶつかってしまいます。
その時になって対処法を調べて実践しても、根本的な部分ができていないとほとんどの場合うまくいかないと途方に暮れることになります。
しつけの根本的な部分、飼い主としての根本的な部分など、子犬を飼うのなら知っておかなければいけない内容が網羅されていますので、ぜひイヌバーシティをご検討ください。
いきなりイヌバーシティをおすすめされても、良さがいまいちわからないということがあると思います。
「良さそうだけどうちの子にあうかな?」
「反抗期にしつけを変えたら余計ご飯を食べなくなるのでは?」
など、ご心配の部分もあると思いますので、実際に実践をした方の生の感想や実践したメリットを記事にしていますので、ぜひ一度ご覧いただきたいと思います。
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犬がご飯を食べないのはストレスのせい?
犬の反抗期の時期だけではなく、犬が急にご飯を食べないときに考えられる大きな原因の一つに上げられているのが犬にストレスがかかっているからというものです。
犬は私たち人間と同じようにストレスを感じます。
犬がストレスを感じる大きな原因は以下の5つです。
- リーダーを認識できない
- 環境の変化
- 運動不足
- 社会化不足
- よく怒られる
これらは、犬が安心して生活ができておらず、本来の犬としての行動が抑制され不安の中で生きている状態ということです。
人間でもこのような状態で暮らしていればストレスがたまりますよね!
犬のストレスを理解するためにもう少し詳しく見ていきましょう。
リーダーを認識できない
犬がストレスを感じる一番大きな原因であるとも言えます。
正しく主従関係を築いてあげられていないため、犬が安心してリーダーに頼ることができず、自分が頑張ってリーダーになろうとしている犬に見られます。
飼い主が気分によって態度を変えたり、甘やかしすぎたりすると、犬は飼い主を信頼できる強いリーダーだと認識できないため、犬の心が不安定な状態になりストレスを感じます。
環境の変化
引越しをしたり、赤ちゃんができたなどの家族構成の変化、違う家に迎えられたなど、今までいた環境がガラッと変化すると犬はストレスを感じます。
また、犬によっては近くで工事が始まって聞きなれない音がするとか、部屋の模様替えをして室内の環境が変わったことでも敏感にストレスを感じる子もいます。
迎え入れたばかりの子犬は、母犬や兄弟犬と話されたことによるホームシックになる場合もあります。
運動不足
本来は運動量多く必要とする犬に、十分な運動ができないことも犬にとっては本能が満たされないことによる大きなストレスです。
中型犬や大型犬に多いですが、散歩の時にいつもリードを引っ張って歩いている犬などは、その散歩が心地の良い刺激とはならず、行きたい方に行かせてもらえないというストレスにもなります。
リーダーウォークができていない場合、その散歩がちゃんと運動の時間になっていないことも考えられます。
社会化不足
外の世界に触れる経験が少なかったため、知らないものがなんでも怖くてストレスになっています。
怖いと感じると犬は吠えることが多いですが、怖いと感じて吠えたことを飼い主に怒られると、それが一層の恐怖心となってしまいます。
甘やかして育てた犬が、飼い主の留守中に吠え続けるのも恐怖心からくるものです。
よく怒られる
犬は教えてもらわないと、人間社会の中でして良いことと悪いことが分かりません。
犬にとっては普通の行動をしているわけですが、それをいきなり怒られたり、しょっちゅう怒られていると大きなストレスになります。
主従関係のために厳しく接するというのも、やり方を間違えると犬は怒られていると感じて大きなストレスを感じてしまいます。
犬のストレスを感じさせないための対処法
これは犬という動物をちゃんと理解して、正しく人間社会のルールを教えること!
簡単に言ってしまえば、しつけをちゃんとして主従関係を築いてあげるということが対処法になります。
特に子犬の時は、それぞれの時期にしないといけないしつけがあります。
多くの人は、トイレトレーニングができればそれでよいと思ってしまいがちですが、他にもトレーニングをすることで、様々なルールを教え主従関係を築いていかないといけないんですね。
まだ小さい子犬なんだから好きにさせてあげたいというのは、すぐに成犬になる犬にとって逆にかわいそうなことになります。
かといって具体的にやろうとすると不安に感じたり、方法に自信が持てないなどもありますので、順番どおりに、しかも見てまねができるイヌバーシティで、いまからちゃんとしたしつけを始められることをおすすめします。
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犬が反抗期にご飯を食べないのでフードを見直してみた!
犬も人間と同じで小食の子もいれば食いしん坊の子もいます。
でも飼い主としては、(肥満にしてはいけないけど)いつでも元気にご飯を食べる姿を見たいものですよね。
ここで犬の嗜好を知っておきたいと思います。
犬は味覚があまり発達していません。発達している嗅覚でおいしそうだと感じています。
だから人間の食べ物などはとても良い匂いがするので、犬は人の食べ物をおいしそうだと感じやすいんですね。
例えば、一度でも人間の食べ物を食べてしまった犬は、ドッグフードを美味しい食べ物だと認識できなくなる可能性が高いです。
急にドッグフードを食べなくなった場合、家族の誰かがこっそり人間の食べ物を上げていないか、やんわりと確認してみても良いと思います。
また反抗期の時期はパピーフードから成犬用のフードに切り替えをする時期ですから、成犬用のフードがどうしても歯触りや硬さが不満なのかもしれません。
基本的に、食べないからと言って新しいフードをあげるということは、「食べないと他の美味しいものを出してくれる」と学んでしまうため、NGの行動ですが、成犬用のフードに切り替えているときは元のパピーフードに混ぜている状態なので他の成犬用フードを試すことはOKです。
試してみた成犬用フードを気に言って、切り替えもスムーズに進み食べなかったのが嘘のように食べ始める子もいるので、試してみるのも一つの方法です。
そうではない場合は、歯の抜け変わりを考えたり、美味しいと感じてもらうためにフードに工夫をするという方法があります。
- ぬるま湯でふやかす
- レンジで温める
- ちょい足しをする
ぬるま湯でふやかしたり温めることで、フードのにおいが強くなるためおいしそうだと感じる可能性が高くなりますし、抜けそうな歯でも簡単に噛むことができるのでおすすめです。
3つ目のちょい足しはどうしてもの時にしてほしいですが、缶詰のフードを足してあげるとか、鶏のささ身や鰹節をフードに足してあげてみるという方法です。
上に乗っけるだけだと上だけ食べてしまうことがあるので、ちょい足しをするときはよく混ぜてから上げてください。
ただ、あげすぎはわがままを教えてしまうことになるので要注意してくださいね!
反抗期じゃなく犬が食べなくなったのは運動量が足りないせいかも!?
ちょうど犬の反抗期の時期というのは、体が急激に成長して体力が増えてくる時期でもあります。
お散歩の楽しさを知ったり、逆に怖いことがあってお散歩が嫌いになったりとコロコロ変わる忙しい時期でもあります。
今のお散歩の運動量が、その子の必要な運動量かどうかを見極めていきましょう。
お散歩のコースや距離、歩く速さなど毎回変えて、帰ってきた時の様子を観察して、満足そうかぐったりしているかソワソワしているかを見てみます。
犬種のほかにその子の性格で、その子に適切な運動量は全く変わります。
豊富な運動量が必要とあったからたくさん散歩していたけど、その子には多すぎて疲れ果ててしまっていることもあります。
また小型犬だからあまり運動量が必要ないと思っていたけど、もっとたくさんお散歩をしたい子もいます。
愛犬にあった運動量をさせてあげることで、運動したいという欲求が満たされて、お腹もすいてしっかり食べるようになる場合があるので、愛犬の運動量を見直してみましょう。
また、日本ではあまり重要視されていないように感じるリーダーウォークですが、犬がお散歩で心地よい運動量と刺激を得るためには重要なトレーニングです。
リーダーウォークができるようになると、主従関係にも良い影響があります。
良い機会ですので、リーダーウォークにも挑戦してみてくださいね。
正しいやり方に自信がなかったり、効率よく教える方法をお知りになりたい場合は、やはりイヌバーシティがおすすめです。
犬が反抗期にご飯を食べないのは成長過程が関係している?
先ほども少し触れましたが、ここで犬の成長過程を見ていきたいと思います。
たくさんの体験を通して色々なことを学ぶ時期
成犬の2倍のエネルギーが必要なため食事の量も多くカロリーも必要
子犬の歯:生後8週あたりに乳歯が生えそろう
自分のいる群れの中で順位を意識する時期
まだまだエネルギーが必要で引き続き食事量も多くカロリーも高い
子犬の歯:そのまま乳歯で過ごす
独立心が出てきて、好奇心よりも警戒心が生まれる時期
幼少期よりも成長が落ち着くため食に対しても落ち着きが見られる
子犬の歯:永久歯へ生え変わり始める
体力がつき、体も大きくなり子犬を卒業する時期
急激な成長の時期が過ぎ、今までの高カロリーパピーフードから成犬用へ切り替える
子犬の歯:1歳くらいまでに永久歯が生えそろう
こうやってみてもらうと、体の成長とともに心も育っていく過程で色々な時期を過ごしているのがわかると思います。
犬が反抗期にご飯を食べない理由としてまず注目したいのが、体の成長と子犬の歯です。
生後4~8か月に子犬にとっては大きな転機となり、成長も落ち着くため食も落ち着きますし、永久歯に生え変わり始めています。
- そもそも食事の量が減る時期
- 歯が生え変わるために歯がぐらぐらして痛い時期
この2つの時期は、子犬が反抗期の時期にご飯を食べない原因の1つに考えられます。
もう一つ注目するのは心の成長の部分です。
野生時代は、群れという社会で自分の順位を理解しないと上の順位の犬と争うことになり、命の危険にもなります。
そして群れの一員として、警戒する心が芽生えないと群れ全体を危険にさらしてしまうおそれもあります。
そして自立していきながら、強いリーダーに従うことで守ってもらえるという安心の中で群れの一員として生活をしていました。
子犬が犬社会でスムーズに生活できるようになるために必要な成長過程です。
ここで、この時期に飼い主として必要なしつけ(人間社会で生きていくためのルールを教えること)をきちんとしてあげられていれば、子犬は人間社会でも安心して生活をしていくことができます。
でも、ちゃんと教えてあげなかった場合、子犬は不安な気持ちの中、自分であれこれ試して学習していくしかありません。
良いことも悪いことも(犬には良い悪いの区別はついていませんが)色々やってみることで、飼い主さんの反応から学習をしていきます。
犬が反抗期にご飯を食べないのは、不安な気持ちの中色々と試していることも考えられます。
また、逆の理由として、ご飯を食べないことによって反抗期と取れる行動が多くなるという可能性もあります。
昔は犬のご飯は一日に一回という家庭が多かったんですが、それだと犬の血糖値が安定しにくく、その結果落ち着きがなくイライラしているガサツな行動がよく見られることから1日2回が定着しました。
犬がご飯を食べないことによって体内の血糖値が安定していないため、落ち着きがなくイライラして反抗的な行動になっているという理由もあるかもしれません。
犬が反抗期にご飯を食べないのは〇〇も関係している?!
子犬が健やかに成長していくのに欠かせないもの…
それは睡眠です。
最近では睡眠不足の子犬がとても増えています。
慢性的に睡眠不足だと、自律神経のバランスも乱れやすくなり、興奮しやすく情緒が安定しない体になり、荒ぶりやすい性格の子にしてしまいます。
その結果、まるで反抗しているかに見える子犬が増えていることも考えられます。
子犬の睡眠についてもイヌバーシティ内でどうして睡眠不足の子が増えているのか?どういう環境にしたほうが良いのか?など、睡眠不足にしないためにしっかり解説されています。
少しでも睡眠不足が疑える状態になっていたとしたら、できるだけ早くイヌバーシティをご覧いただいて子犬を育てるのに理想的な環境を知っていただいて用意してあげてほしいと思います。※イヌバーシティを実践するメリットについてこちらをタップして先ほどの記事をご確認ください。
現在、子犬は十分な睡眠をとれているか?以前は十分な睡眠をとれていたか?など、睡眠環境も見直してみると良いでしょう。
ヒートとはメスの生理を指します。
子犬は生後5か月頃から(個体差はあります)性成熟期になるので、生理が始まる子がいます。
人間と同じように、生理の時は神経質になったり食欲が落ちるなどの行動が見られます。
犬の反抗期にはどんな問題行動があらわれる?その対処法は?
一般的に犬の反抗期と言われている時期に現れる問題となる行動は以下のものがあります。
- ご飯を食べない
- 甘噛みより強めに噛む
- 粗相が増える
- 要求吠えをする
- 威嚇して唸る
- 室内でマーキングする
- 盗み食いをしようとする など
この中で、犬が反抗期でご飯を食べない時は、「食べないと片づけられてしまうから、お腹がすくだけ損だ」と学ぶと食べるようになることが多いです。
ある意味、我慢比べで乗り切ることができます。
しかし、他の問題行動は、成犬になれば勝手に治るということはありません。
確かに成犬になれば行動は落ち着いたように見えますが、問題行動はエスカレートすることが大半です。
主従関係が築けていないことが原因ですし、してはいけないことだと教えてもらっていないので勝手に治ってくれることはかなり難しいことになるんですね。
ご飯を食べない時の対処法としてはフードを見直すところでもご紹介しますが、全体的な対処法としては、必要なしつけやトレーニングをして正しく主従関係を築くことで改善することができます。
「まだまだ子犬だから…」と思ってやっていなかったしつけを見直して、どんどん始めていきましょう。
犬が反抗期にご飯を食べなかった飼い主さん体験談
わんこ先生
そこで、ご飯を食べない犬に苦労をした先輩飼い主さんの体験談を見てみましょう。
もともと食が細い仔なんで…。って言われてたんですが、食べてくれないとホント心配ですよね
最初は、粉ミルクと砕いたカリカリフードを水で混ぜて団子状にしてから、手であげてました。
それでも、なんとか食べてくれてたんですが、でも、毎日の事なんで疲れてちゃって…
思い切ってフードを変えたんです。
するとまぁビックリ!
食べる食べる
我が儘にハンスト繰り返しされ犬の食費にしては一ヶ月高額払いました…チワワで食事量もそんな多くないのに。
美味しい事はすぐ覚えてしまいましたね
病院で健康面に異常がないと分かれば根比べです
うちは二日位だけでしたが睨み合いしました
現在はたまにハンストありますが、食べないの?じゃあ~食べなくてよいを徹底して さっさと下げてます
うちの10ヶ月のワンコもつい最近食べない時期が続きました
でも食べないわりには元気に過ごしてるし、ジャーキーやガムなどのおやつには喜んで食べるので「これは選り好みだな」と感じ、スパルタ精神で乗り越えました!
うちは朝夜の2回、ゴハンをあげているんですが、朝も夜も次の日の朝も食べなかったりしたり、空腹の嘔吐もしょっちゅうでした
そのうち、さすがにお腹が空いて2・3回に1回食べる、というのが二週間くらい続いたら、ある日から急に食欲旺盛になって今ではガツガツ食べてます
小さい頃から、時々餌を食べなくなります。
うちは、3日までは食べなくても平気と思って、食べなかったら餌を下げます。
もちろん、おやつも与えません。最後にはワンコがお腹空きすぎにより、仕方なく食べます。餌を変えたりすることもしないです。
食べなかった時の対処として、カリカリをふやかしてニオイをさらに出し、鰹節とか、茹でた卵の黄身をまぶしてあげたりしたことがあります。
うちの子も全然食欲なく心配した時期がありました。
そんな時は茹でたささみ混ぜたり缶詰め混ぜたりすると食べるのですが、それでは普通のご飯を食べなくなるのでダメだと教わりすぐに止めました。
しつけ教室の先生が言うには
「犬だってお腹が空いたら食べるから大丈夫」だそです(笑)
それを言われたら気楽になれました♪
皆さんかわいいわが子の食べムラや食べないときに本当に苦労されていましたね。
ただ、その時期を過ぎるとまた食べ始めるようになったり、食べる量が落ち着いたりするようです。
わがままにしないためには美味しいフードに変えるというのはあまりよくないですが、食べムラが落ち着いたら他のドライフードを試してみるのは良いと思います。
愛犬の好みを知っておくと本当に病気の時やしつけのご褒美などにも使えますし、今はアレルギーの子も多いので落ち着いたらいくつか試しておくのもアリだと思います。
犬がご飯を食べないほかにこんな症状はあるかチェック!
犬がご飯を食べないとき、病気による食欲不振をまず疑う必要がありますが、食欲不振のほかにも症状が無いかチェックしてみてください。
- 体重が落ちている
- 尿や便の量や色がおかしい
- 咳やくしゃみがある
- 発熱がある
- 不快なにおいがする
- 腹部が張れている
- よだれが大量に出る
- 鼻水が出る
- 呼吸が苦しそう
- 歩き方がおかしい
- 吐いたり下痢をしている
- 元気がない
- 睡眠中以外で鼻が乾燥している
上記でご紹介したほか、いつもとなんだか様子が違うと感じたら病気を疑って病院に連れていきましょう。
普段から健康管理はしていらっしゃると思いますが、体重を測ったり熱を測るまではしていない方が多いです。
健康な時の数値を知っていると、病院でも診断の良い材料になるので、特に子犬の時は体重と体温と呼吸数と脈拍数をこまめに測ってメモをしておくことが大切です。
1~2週間に一度図るのが理想的ですが、最低でも月に1回は測ってメモをしておくようにしてくださいね!
病院に行くときは、尿や便、吐いたりしていればその吐しゃ物も一緒に持っていきましょう。
便や吐しゃ物を病院に持っていくときはティッシュなどで取ってしまうと水分が吸収されてしまうので、アルミホイルなどにとって持っていってください。
犬の体重の測り方は、基本的には人間が犬を抱っこして体重計に乗って測り、あとから人間の体重を引いてください。
おとなしくしていてくれる小型犬なら、かごに入れて体重計に乗せて、あとからかごの重さを引いても良いでしょう。
犬を抱っこできない大型犬などは、体重計を二つ用意し、前足と後ろ足をそれぞれ体重計に乗せて測り両方を合計することで体重をもとめます。
最近では、耳にあてるだけで体温が測れる体温計なども売っているので、嫌がるようだったら手軽に測れるタイプの体温計を1つ用意しておくと良いと思います。
呼吸数は犬が寝ている間に測るのがベストです。
吸う・吐くで1回として、15秒間に何回呼吸をしているか数えそれを4倍して1分間の呼吸数をもとめてください。
脈拍数はリラックスしているときに、足の付け根にある太い血管に指をあてて何かい脈打っているかを数えます。
こちらも15秒間に何回しているかを数えてそれを4倍してください。
犬がご飯を食べないときに考えられる病気はこれ!
犬は自分の体調が悪くても、それを隠そうとする動物なので私たち飼い主が気付くのが送れることがあります。。
また、ずっと愛犬に注目していられれば気づけるかもしれませんが、私たちも忙しいので症状を見落とすこともありますし、お留守番が多い場合などは症状に気がつけないこともあります。
ですから体重や平熱の管理や、毎日の健康管理が大切になって来るんですね。
後でご紹介しますが、犬がご飯を食べないのには病気以外にも理由があります。
しかし、特に子犬だった場合は病気の進行も早いので余計にですが、どんな理由の対処をするにしても「病気ではなかった場合」というのが大前提です。
ご飯を食べないのは病気のせいではないということがはっきりするだけで、飼い主として自信を持って対処していくことができますので、まずは病院で診てもらってください。
ここで、犬がご飯を食べなくなる病気とその病名、代表的な症状をご紹介します。
犬がご飯を食べなくなる病気
- 腫瘍
- 歯と口腔の病気
- 循環器の病気
- 消化器の病気(胃・肝臓・腸)
- 感染症
どんな病気も早期発見できれば完治することができる時代です。それぞれの病気の症状や特徴などを知って、異変の発見の参考にしてください。
腫瘍(ガン)
腫瘍はもっともよく見られる病気の一つで、人間にできるほぼすべての腫瘍が犬にもできると言われています。
腫瘍には良性と悪性がありますが、私達には判断が難しいので、しこりを感じたらすぐに病院に連れていき検査をしてもらいましょう。
物を食べにくそうにしていたり、よだれが多くなる、出血が見られる、口臭が強くなるなどの症状が見られます。
嘔吐や吐血、痩せてきた、便に血が付着している、臓器が腫れて太ったように見えるなどの症状があります。
食欲が低下して元気がなくなるといった全身症状が中心で、悪性リンパ腫などはあごや足の付け根などのリンパ節の腫れがみられます。
わんこ先生
歯と口腔の病気
ほとんどの犬が生涯のうちに一度はかかると言われています。歯肉(歯茎)が腫れてから進行していくと口臭がひどくなり張の周りから出血することもあります。
炎症が鼻腔に広がるとくしゃみや鼻水が出ることもあります。
歯の根元に細菌が感染し膿がたまります。見た目にはわかりませんが、激しく痛むので食欲を失ったり、かたいフードを噛まなくなります。
熱が出て元気がなくなり、くしゃみをしたりよだれが多くなり強い口臭も見られます。
口の中にできる炎症の総称で、部分的なトラブル意外に全身の病気が原因となっていることもあります。
口の中が痛いので食欲がなくなり大量のよだれを垂らしたり、口臭がきつくなったりします。口の中の粘膜に赤い発疹状のものや白い水泡のようなものなど炎症のあらわれ方は様々です。
循環器の病気
フィラリアという寄生虫が心臓に寄生する病気で、屋外で暮らす犬の死因のトップを占めています。
食欲低下のほか咳をしたり腹部に水がたまるので太って見えることもあります。
多くの場合は慢性的に進みますが、急激に悪化するタイプもあります。
消化器の病気(食道・胃・肝臓・腸)
食道梗塞
誤って異物を飲みこんでしまって食道に詰まってしまった状態です。よだれが多くなり、血液を含んだ粘液を吐いたりします。食欲がなくなり元気もなくなります。
胃炎
胃に炎症が起こる病気で急性と慢性の2種類があります。
胃炎の特徴としては嘔吐が多いことがあげられます。水を飲んでは吐いたり、胃液などを吐き出したり、嘔吐物に血が混じることもあります。
胃潰瘍
胃の粘膜の一部がかけてしまった状態です。場合によっては胃の壁に穴が開き、命にかかわることもあります。
食欲がなく良く嘔吐します。その際にチョコレート色の血液が混じっていることが多く(吐血)なります。
さらに便に血液が混じることもあり、腫瘍や腎不全などが関係して発症する病気です。
急性肝炎
中毒や細菌・ウイルス感染などが原因となり、急激に肝臓の細胞が壊死する病気です。
軽い場合は食欲不振や嘔吐や下痢などが見られますが、重症化すると黄疸があらわれて白目の部分が黄色く見えるようになります。
腸閉塞
腸の管に何かが詰まってしまう状態です。
完全に詰まっていないときは、食欲不振や嘔吐が時々見られる程度の症状ですが、完全に詰まると嘔吐や腹痛、腹部が膨れるなどの症状が急に起こることもあります。
感染症
パルボウイルス感染症やレストスピラ症など、細菌に感染して消化管や内臓の障害が起きる病気です。
ワクチン接種で予防できる病気ですが、一応症状としては高熱や嘔吐、目の結膜に充血が見られたリ、激しく下痢をするといった症状が見られます。
犬がご飯を食べない時の病院へ行く目安と基本の対処法は?
今までご紹介したような病気にはなっていない場合、犬は2~3日は何も食べなくても大丈夫だと言われています。
ご紹介したような症状が出ていなくて、元気はあるという場合は2~3日様子を見ても良いでしょう。
ただ、犬は空腹になると空腹嘔吐と言って胃液を吐いたりします。
空腹嘔吐で吐いている場合は問題ないのですが、それを私たちは判断しにくいため、嘔吐の症状があったら一応病院に連れて行っておいてもらいたいと思います。
犬がご飯を食べない時の対処法として基本になるのは「我慢比べ」といっても過言ではありません。
犬がご飯を食べないときは、いつもと同じようにご飯を用意し、10分~30分たったら残してあっても下げてしまい、次のご飯の時間までおやつなどをあげないで過ごします。
これ、全然食べていなくても下げないといけないんですね。
次の時に食べてくれると少しホッとできるんですが、次も食べないこともあります。それでも同じように10~30分たったらご飯を下げないといけません。
飼い主としてはとても心配な状態なんですが、心を強く持ってワンコがお腹がすいて我慢できなくなって食べてくれるまでこの戦いは続きます。
ですから、ここにもしも病気だったら…という不安が少しでもあったら、こちらが折れてしまいかねません。
この後、原因別の対処法などもご紹介していきますが、基本的にはこの対処法にしないと、主従関係が逆転する要因になったり、美食家の犬にしてしまいます。
安心して我慢比べができるようにするためにも、一度病院で健康な状態なのかどうかを診てもらっておいてください。
ちなみに水はいつでも飲めるように用意しておきます。
チワワなど低血糖症になりやすい小型犬の場合は、ペット用のぶどう糖というものが売られていますのでそういうものを用意しておくと安心です。
犬がご飯を食べないのは夏バテである可能性も!
梅雨から夏の暑い季節に愛犬がご飯を食べないときは、夏バテになっていることも考えられます。
犬は被毛に覆われていて汗を出して体温調節ができないため、非常に暑さに弱い動物です。
- 呼吸が荒い
- よだれの量が多い
- いつもより元気がない
- 散歩に行きたがらない
これらの症状が見られたら、夏バテによって食欲が低下しているのかもしれません。
室内の温度を調整し、水分をしっかり取らせて快適な環境下で過ごさせて食欲が戻るか様子を見てください。
犬が反抗期でご飯を食べない時のまとめ
今まで犬が反抗期でご飯を食べない時の理由や対策を見てきました。
基本的な対策としては、
一定時間が経過したらお皿を下げて他の食べ物はあげずに過ごす
となります。そして
- 病気を疑う
- 反抗期を疑う
- ストレスを疑う
- フードを見直す
- 運動量を見直す
この5つを見直してみることが大切になります。
最初にも言いましたが、わかりやすく「反抗期」という言葉は使いましたが、犬は人間の反抗期のように反抗しているわけではありません。
たいていはあなたをリーダーだと認識できないことが原因で起こっています。
主従関係は築かなきゃいけないのはわかっているけど、実際はどうしていいのかよくわからないという状況が多くて、方法を知らないだけなんですよね(´・ω・`)
犬になめられないように厳しく接することが主従関係を築く方法ではありません。
犬を叱ったり無視をするのも、する場合はあるんですが、それはなめられないようにするためではなくて犬にわかりやすく伝えるためです。
ですから、叱って良い時と無視をするときなどの理由をちゃんとわかったうえで必要に合わせて使い分ける必要があります。
そうしないと犬にとって逆効果になる場合も多いんですね。
主従関係を築く方法というのは正しく知って正しく行えばだれでも無理なく築くことができるものです。
今後長く続く愛犬ライフの基本となる部分ですし、楽しく過ごせるか問題行動に苦労するのかの分かれ道になりますから、正しい主従関係の築き方を是非とも知ってもらいたいと思います。
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